100億円以上の資産を一代で築き上げた明治の富豪・本多静六氏。その貯蓄法は至ってシンプルな「天引き法」と呼ばれるものでした。自分のお金の一部を強制的に貯蓄にまわすという貯蓄方法ですが、無料メルマガ『弁護士谷原誠の【仕事の流儀】』の著者で現役弁護士の谷原先生は「この考え方は時間の使い方にも応用できる」と断言し、その方法についても詳しく解説しています。
時間富豪を目指す
こんにちは。
弁護士の谷原誠です。
今回紹介するのは、明治時代に活躍した林学博士の本多静六氏。本多氏は、研究者として大学で講義したり執筆したりする傍ら、日比谷公園をはじめとした有名な庭園を作り出した造園家としても知られています。
本多氏のすごいところは、本職での名声もさることながら、大資産家としても有名であること。現在の価値で、100億円以上の資産があったといわれています。しかも、本多氏はもともと裕福な農家でしたが、父を早くに亡くし転落、貧しい家庭に育っています。つまり、財産を一代で築き上げているのです。
大学教授は、知識人として尊敬されこそすれ、経営者等と比べ、大金持ちになる職業とはいえないでしょう。では、本多氏は、どうやってお金持ちになったのでしょうか。