反日番組を作って、年収で1,190万円もの給料が転がり込んで来る人たちが、年収の低い非正規雇用者やコロナ禍に苦しんで冬のボーナスもでない民間の一般社員から金を毟り取る。しかも裁判所は「NHKが映らなくても払う義務がある」と言っている。日本はおかしな国になった。(『鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編』)
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プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、主にアメリカ株式を中心に投資全般を扱ったブログ「フルインベスト」を運営している。
「NHKが映らなくても払う義務がある」と裁判所が言っている
ずいぶん頭のおかしな判決が2021年12月2日に出た。NHKの放送だけ映らないように加工したテレビを購入した女性がいるのだが、この女性がNHKと受信契約を結ぶ義務がないことの確認を求めた訴訟で逆転敗訴となった。
※参考:NHKの逆転勝訴確定 映らぬテレビに契約義務―最高裁:時事ドットコム(2021年12月3日配信)
もっと分かりやすく言おう。裁判所は「NHKは映らないテレビでも受信料を払え」と言っているのである。NHKが映らないのに金だけは取っていく。これがどれだけおかしいのかは小学生でも分かる。
しかし、裁判所は「NHKが映らなくても払う義務がある」と言っているのである。とにかく誰からでも金を毟り取るというNHKのあこぎな姿勢もどうかしているのだが、それを擁護する裁判所もまたどうかしている。
頭がおかしいのはNHKだけかと思ったが、裁判所までおかしかった。
NHKが厳格にやりたいというのであれば、見たくない人は見られないようにスクランブル(電波を乱す暗号)をかけて金を払っていない人間は技術的に見られないようにすればいいだけなのに、NHKは絶対にそれを検討しない。
金を払わない人や見たくない人には、スクランブルをかけることによって見せなくできるのである。それをしないで、無理やり金を毟り取る。しかも継続して払っていない国民には「テレビなどを設置した時まで遡って」金を毟り取る。
国民から毟り取って偏向報道を垂れ流し、さらに自分たちは非正規雇用者には想像できないほどの高給を取っている。それがNHKという存在だ。NHKの職員がどれだけ高給取りなのかというのは、すでに2013年の時点で分かっている。
国民から毟り取った金で、職員は法外なまでの高給
2013年12月3日、衆議院総務委員会にて日本維新の会所属の国会議員だった三宅博氏(2017年4月死去)が驚くべき現状を明らかにした。NHKの職員約1万人が、人件費だけで1,819億円を使っているというのである。
これは1人あたりの給与にすると、約1,190万円となる。厚生費、退職手当を含めるとさらに額が上がって1,753万円になっていると三宅議員は計算して発表した。
国民の平均年収は厚生労働省『2019年国民生活基礎調査』では約433万円である。もちろん年代によって年収は違っているのだが、一番高い50代以上でも平均年収は613万円である。
ところがNHKの職員は約1,190万円というのだから、こんな実態を知ったら誰でも怒るはずだ。しかも、それは国民から徹底的に受信料という名目で払わせた金で成り立っているのである。
Next: 「ぶっ壊したい」と思うのは当然か。民間の平均年収408万円に合わせよ
「ぶっ壊したい」と思うのは当然か
あこぎな取り立てと高年収。これに対する怒りが立花孝志氏を党首とする「NHK党」の出現につながっているのだが、立花孝志氏でなくても憤懣やるかたないのは誰でも同じである。
スクランブルをかけるという技術的にすぐにでもできることをしないで、国民から毟って毟って毟り取る。そして、自分たちは法外なまでの高給を取る。まさに銭ゲバだ。それも、凄まじい銭ゲバだ。
内容もおかしなものが多い。NHKは日本を貶すような反日番組ばかりを作って、いったいどこの国の国営放送なのかと国民を激怒させているのは周知の通りだ。
彼らは、私たちから受信料という名目で無理やり金を毟り取って、1,190万円もの高給をもらっている。そして、その上で日本をけなすような番組を作ったり、誰も見もしない韓国の安物ドラマを延々と流したりする。
民間の平均年収が408万円ならば、それに合わせよ
反日番組を作って、年収で1,190万円もの給料が転がり込んで来る人たちが、年収の低い非正規雇用者やコロナ禍に苦しんで冬のボーナスもでない民間の一般社員から金を毟り取る。
「NHKを見ていない」と言っても、「報道に納得できない」と言っても無駄だ。
いよいよ最高裁で「NHKが映らないテレビであっても国民から金を毟り取ってもいい」という判決が出たのだから、見ようが見まいが、NHKが映ろうが映らまいがもう関係ないという世界なのである。
非正規雇用の仕事で何とかやりくりして人たちは増えた。すでに186万円未満の年収の人たちは約1,200万人になろうとしている。彼らは日々の生活に苦慮しながら今日、明日の食費をどうするのかというギリギリの生活をしている。
ところが、NHKの職員は、ささやかに生きている普通の日本人から問答無用に金を奪って1,190万円で豊かに暮らすのである。これほど理不尽で、非合理な話はない。
当たり前の話だが、NHKの職員は国民の受信料から成り立っているのだから、民間のレベルに合わせてしかるべきだ。そんなに儲かっているのなら、せめて受信料を下げるべきなのである。
NHKは何もしない。それなのにNHKは、老人の孤立死を番組で取り上げ、若者の貧困を番組で取り上げ、女性の貧困を番組で取り上げて、「日本ではこんなに貧困が拡大した」と盛んに報じている。
しかし、そうやって国民の貧困を問題だと取り上げるのであれば、自分たちの賃金が逆の意味で問題であるとなぜ取り上げないのか。偽善的すぎるではないか。
1,190万円の年収の人間が、「国民は貧困に落ちて大変だ」としたり顔で言う。しかし、彼らの高給は貧困に落ちた人たちから徴収した金で成り立っている。これは、あまりにもスキャンダラスな実態である。
Next: 「こんな傲慢不遜な公共放送が日本に必要だろうか?」
こんな傲慢不遜な公共放送が日本に必要だろうか?
そんなに「国民が貧困に落ちて大変だ」と言いたいのであれば、自分たちがいくらもらっているのか公開し、給料を半減し、貧困層から取り立てるのを止めるのがスジだ。
良識があれば、そうする。NHKがそうしないというのであれば、NHKは良識がないということだ。
契約者だけが放送を見ることができるようにするスクランブル化は、すでに有料放送が採用してうまく運用ができている。NHKだけができないというのは言い訳だ。
国民全員が見られなければならないというのも傲慢だ。かつてテレビくらいしか情報源がなかった時代ならいざ知らず、今はインターネットという超強力な情報源があるのだから、別にNHKなどなくても困らない。
テレビしか見られない人であっても他に民放がいくらでもあるのだから、やはり困らない。いざとなったらラジオも使えるし、NHKがすべてではないのだ。
だから、NHKは時代に合わせてスクランブル放送を取り入れて、見たい人だけ見せる形に移行するのが正しい。国民から無理やり金を毟り取るというのは正しくない。
NHK担当者は、料金を払わない家宅に押しかけては「払え、さっさと払え」と暴力的かつ威圧的に国民を脅し、ヤクザのように受信契約を迫っている。
なかには夜間訪問をして脅したり、勝手に家の中に進入したりする人間もいる。あるいは、玄関のドアをどんどんと叩いたり、蹴飛ばしたり、大声で名前を叫び続けたり、チャイムを連打するような担当者もいる。
多くの国民が、NHKの担当者の傲慢で横暴で粗雑な態度を恐れ、恐怖を感じている。しつこいNHKの家宅訪問と受信契約強制に心的外傷後ストレス障害になった主婦もいる。こうした行為を野放しにしているのがNHKだ。
そして、NHKは絶対にこれを報道しない。NHKだけではない。すべてのマスコミがこの暴力的行為に対して完全に無視を決め込んでいる。だから、マスコミは「マスゴミ」と吐き捨てられるようになっているのだ。
NHKは国民から毟り取った金をたんまり貯めている。そんなに金があるのであれば、国民に金を返すべきだが、もちろん「天下のNHK」はそんなことをしない。こんな傲慢不遜な公共放送が日本に必要だろうか?
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本記事は鈴木傾城氏のブログ「ダークネス」からの提供記事です。
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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