東京都の小池都知事は9月9日、新築一戸建てに太陽光パネルの設置を義務化する基本方針を発表。都民や大手住宅メーカーからは一斉に戸惑いや反対の声が噴き上がっている。それもそうだ。あまりにも問題があり過ぎるのである。この「暴走」を止める方法はあるか。いち早く小池都知事にNO(ノー)を突きつけていた都議会議員がいる。今回、小池都知事が押し進める太陽光パネル設置義務化の反対の急先鋒に立っている“お姐”こと上田令子東京都議会議員に話を聞いた。(『 鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編 鈴木傾城の「ダークネス」メルマガ編 』)※この記事は音声でもお聞きいただけます(前編)(後編)。
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プロフィール:鈴木傾城(すずき けいせい)
作家、アルファブロガー。政治・経済分野に精通し、様々な事件や事象を取りあげるブログ「ダークネス」、アジアの闇をテーマにしたブログ「ブラックアジア」、主にアメリカ株式を中心に投資全般を扱ったブログ「フルインベスト」を運営している。
「小池知事に反旗」上田令子議員に作家・鈴木傾城がインタビュー
新築戸建て「太陽光パネル設置義務化」に戸惑う都民
2022年9月9日。東京都の小池都知事は新築一戸建てに太陽光パネルの設置を義務化する基本方針を発表している。「脱炭素という大きな大義を実現する」「まずは東京都として率先して行動を起こす」と述べている。
しかし、小池都知事がこの義務化を発表した途端に東京都民や大手住宅メーカーからは一斉に戸惑いや反対の声が噴き上がっている。それもそうだ。あまりにも問題があり過ぎるのである。
義務化で約100万円近いコストが購買者に転嫁される。家のデザインが制限され、発電も屋根の傾斜で効率性が変わる。最初は発電が効率的にできても、近隣に高い建物が建つと発電が激減することもある。
あるいは、イニシャルコスト・ランニングコスト・廃棄コストの負担はどうするのか。太陽光パネルには有害物質が含まれているが、そんなものを義務化して屋根の上におくのが正しいのか、産業廃棄物の最終処分場が不足することになるがどうするのか……等々、問題を一つ一つ取り上げればきりがない。
にも関わらず、小池都知事は都民の懸念や不安を無視し、あたかも自らのパフォーマンスに酔っているかのように、義務化を押し進めていこうとしている。
この中で、当初からいち早く小池都知事の「暴走」にNO(ノー)を突きつけていた都議会議員がいる。“お姐”こと上田令子議員である。都議会議員の中でも抜群の行動力と知名度があり、断固として小池都知事の暴走に真っ向から立ち向かう意志を表明している。
今回、小池都知事が押し進める太陽光パネル設置義務化の反対の急先鋒に立っている“お姐”上田令子議員に話を聞いた。
ちなみにインタビューの際、「先生じゃなくて、お姐さんか、姐さんか、令子さんか、上田議員か、上田さんか、どれか好きなのを選んで下さい。お姐でもいいですし」と言われたので、私は「姐さん」を選ばせていただいた。
公約「電柱ゼロ」とも矛盾。上田令子議員が反対する理由
鈴木傾城(以下、鈴木):東京都の小池百合子都知事は、太陽光パネル設置義務化を進めようとしております。しかし、太陽光パネル設置義務化の反対の声はたくさんあって、その理由も多岐に渡っています。
それこそ、火災になった時に非常に危険だとか、償却が済んだあとは誰が撤去費用を持つのかだとか、設置は住宅購入者の負担で約100万円近くかかるとか、都は10年間で回収できると言うが本当に回収できるのかとか、日照条件の良い金持ちだけが儲かるとか……、本当にいろんな問題が山積みになっていると思いますが、姐さんはどの部分で問題があると思いますか?
上田令子東京都議会議員(以下、上田):やっぱり、リサイクル回収は無理だろうな、という点が大きいと思います。仮にそれが20年無事に稼働したところで、撤去する場合だとか撤去・交換する場合は足場をかけるわけですので数十万円は必ず出ます。そうであれば、長いスパンでは回収不能であろうということと、カタチあるものが壊れたり修理したりしますので、二次的に経費がかかることが現実的に想定されてません。
そして、たとえば江戸川区だと100坪の工場がなくなったりすると、その跡にいわゆる20坪住宅と言われるペンシルハウスと呼ばれる新築戸建て住宅がが密集することとなり、屋根に太陽光パネルが乗ることとなります。そうすると、売電するときの電柱って、全部の電柱が受信できるわけではないですし、電気が溢れかえっちゃって全員が売電収入を売ることができるのかという問題もあったりするわけですね。これについては正確な答弁が返ってきてません。
さらに小池知事は「電柱ゼロ!」を公約に掲げているのに、電柱がないと太陽光パネルが発電しても売電ができない矛盾があることもぜひ注目していただきたいわけです。
あと、私の選挙区江戸川区は東部低地帯、いわゆるゼロメートル地帯なことから、台風などの災害想定時は「浸水のおそれのないその他の地域への避難」を呼びかけているくらいです。よもやパネルが吹き飛んでいったものが水没して、翌日になって太陽が当たったりしたら、電源がカットされていても発電されてしまうので、感電や火災などの発生の危険性も専門家から指摘されているわけです。
これを片づけるには、絶縁手袋などの特殊なものが必要だったりします。確かに消防士は持っていますが、消防団には装備もなく特別な研修も受けていません。水害というのは、同時多発的に起こって広範囲になるわけですから、全部が全部、消防車が行けるわけでもなくて、消防団員や地域住民が良かれと思って撤去のために持ち上げたりしてしまうこともあるでしょうし、あちこちで火災が発生したら大変なことになります。
技術的にはそういうのは大丈夫だとは言い張っていますけども、3.11(東日本大震災)の時はどうだったのか行政は骨身に染みるほど知っており、経験値もあるはずなので、まずはそこの観点ですね。
鈴木:これは、私が2019年9月に撮った写真なのですが、台風15号で強風がくるとこんなに重そうに見える太陽光パネルですらも吹っ飛んでしまうわけです。
上田:江戸川区でもたまたま人が人がいなかったから良かったものの、工場のトタン屋根みたいなのが飛んで、ひっくり返ってましたもんね……。
鈴木:日本はこういう災害がいっぱいあるんで、これはちょっと危ないなと思ったんですね。しかも、これを義務化してやるとしたら、それこそ家によっては屋根が落ちてしまうような、それくらいの重さのあるものだったりするわけですよね。本当にこんなものを義務化できるのかという疑問があります。やっぱり火災の問題もおっしゃっていましたけども、素人はこういう災害になったらどうしようもないわけですよね。片づけることもできない。
上田:できない、できない。でも、それに触れないわけです。それが一箇所だけじゃなくて、同時多発的に起こるわけです。あと、江戸川区なんかはまだ狭隘道路あるわけで消防車が通れない道もあったりするわけです。そうしたところに住んでいる人も「怖い」と言っています。
だから、私は庶民にとっては一生に一度の買い物にマイナスのファクターのものを付けたくないわけですよ。みんな長いローンをかけて家を買うわけです。そこに太陽光パネルを付けて、仮に他所様のうちに飛んでいって壊した場合は、そういうのも弁償しなければならないわけです。損害賠償はご本人になるわけです。保険があると言っても、太陽光パネルは付属物だから特約がついていなかったりすることもあるんですよ。私も保険会社にいたからよく分かるんですけど、保険外交員が付け忘れたりすることが往々にしてある。そういうヒューマンエラーがあるものに義務化するというのはどうなのかと。
要するに、最終的な採算、撤去費用まで入っていない、事故・天災・修理に関しても保障がはっきりしないわけですよね。
鈴木:太陽光パネルの義務化はあまりにも問題がありすぎますね。
Next: やってる感を出したいだけ?なぜ小池都知事は義務化を進めるのか
なぜ小池都知事は太陽光パネル設置「義務化」を進めるのか
上田:そもそもね、地域によって環境が違って日照時間も違って、災害にしても台風があったり土砂崩れがあったり自然環境が違うわけですよ。熱海では土砂崩れ災害が甚大となったのは記憶に新しいところです。土砂と言えば、何でもスクラップ&ビルドして建設ゴミを作ると、大手ゼネコンの下請けの下請け、末端事業者は最後は産廃まじりものを山の方に廃棄する事例も散見されます。
それでまた神宮外苑問題でも、古い建造物をもぶっ壊し、都内至るところを「再開発」「まちづくり」の名のもとにスクラップ&ビルドし、ゴミが出る、山に捨てる、メガソーラーを立てる、土砂崩れ……みたいなことが起きていて、大局的には愚かなことを行政はSDGsの名のもとに無限ループのようにやっていると思います。
鈴木:それで、いろんな問題を抱えながらも、小池百合子都知事は太陽光パネル設置義務化を進めようとしています。勝手に思いつきで動いているような感じがするのですが、このあたりは何があったんでしょうか?
上田:小池百合子都知事の太陽光パネル設置義務化については去年の11月頃から飛ばし記事を書かせ始めたじゃないですか。日経新聞とか。左派の東京新聞は逆の意味で持ち上げるように書き始めて、私「何か臭うな」「なんで、こんなものを急に進め始めるようになったんだろう」と思って、今年の第1回定例会で質問をさせていただいたわけなんですよ。議事録も出させたんですよ。
昨年8月までは「検証しましょう」とか「結果を待ちましょう」みたいな内容だったんですけど、突然9月13日には検証結果も待たずにいきなり「進める」とか言い始めているんですよね、都知事が。情報公開請求して判明した「太陽光パネルXデー」です。
鈴木:そうなんですか? 何があったんでしょうか?
上田:振り返って見ると、ちょうど去年の今頃って、木下ふみこ問題(免停を繰り返した挙句東京都議選の期間中などに無免許運転で当て逃げ事故を犯し、道路交通法違反の罪で在宅起訴)で、てんやわんやしていた時なんですよね。小池都知事としては、どこかもっと他に注目を浴び、自分が評価されるところを探していたんだと思います。
菅首相の時は適当に馬鹿にして自分を補強していたらよかったけれど、岸田さんにはちょっと絡みづらいじゃないですか。それで太陽光パネル設置義務化に目を付けて「ワタシ元環境大臣で、東京都が先に義務化よ!」というのを思いついたんだと思うんです。場当たり的に。
だけど、政府は環境関連法を改正しましたけれど、断熱化(すべての新築住宅・非住宅に省エネ基準「断熱等級4」の適合を義務付け)で止まりましたよね。政府は慎重になっちゃっているんで、小池都知事は政府が法改正する前に、先に自分がやるんだと言って、今年の年始めにはそれを成立させたかったんだと思います。
政府もパネル義務化をやる感触もあったし、そうすると自民党も反対に回らないし、公明党もついてくるだろうから、都で強引に進められることを想定していたのでしょう。でも、岸田政権になって想定外に自民党がブレーキをかけたんで、あれっとなった。
小池都知事は希望の党の立ち上げで失敗し、木下ふみこ問題で評価を落とし、神宮外苑の再開発でも都民の意思を読み違え、太陽光パネル設置義務化でも下手を打ったわけです。
Next: 世論は反対も、反原発派を巻き込んで邁進。義務化は止まられないのか?
世論は反対も、反原発派を巻き込んで邁進
鈴木:早くからこの問題に着目していたのは姐さんだけでしたね。
上田:そうですね、今年2月の都議会第1回定例会では私だけが問題点を指摘していて、質問時には自民党から「何を馬鹿なことを言っているの」とヤジが飛ぶくらいだったんです。それが2022年5月、「上田さんだけが反対している」というのがウェブのニュースに載り、そのうちに夕刊フジ系や東スポ系などのメディアで記事となり、SNSで拡散されていきました。
そこで、私がTwitterで新築住宅太陽光パネル義務化についてアンケートを取ったところ、6万2,000人が参加してくれて、95.3%が反対という結果になりました。追いかけて夕刊フジもアンケートを実施されましたが、私の方が全然参加者が多かったですね。
鈴木:それで状況が変わったという感じですか?
上田:恐らく知事の方にも都民の声とか窓口にたくさん「やめろ、やめろ」と苦情が来て、それで強引に進めるのもマズいな、というのもあって、第二回定例会では、自公議員にも「説明不足」「拙速ではないか」という指摘され、小池都政としては「慎重に進める」ということでトーンダウンしたんですね。
しかしながら、言い出したものを世論に負けて引っ込めたくないというのもあって、東京都環境局が突然Q&Aサイトを開設し「大丈夫だ、安心だ。採算も合う」と世論をなだめすかしつつ進めているという状況でしょうか。本当は昨年末、遅くとも今年中に、条例改正して義務化を確定させる予定だったのが、来年4月という形になって、なるべく賛成多数になるように、神宮外苑樹木伐採問題では敵対している環境左派の人たちを何とか巻き込んで強引に進めようと躍起になっているところです。
鈴木:左派の人の方が積極的に太陽光パネル設置義務化に賛成しているということなのですね?
上田:そうです。反原発が自己目的化し、太陽光パネル設置義務化に積極的にやっています。彼らは核のゴミがと言いますし、もちろん核のゴミというのは大きな課題ですけども、じゃ太陽光パネルのゴミは無害なのかと言ったら、そうでもないわけです。私は現時点では電力については現実的なところを取らざるを得ないだろうと思っております。それこそ太陽が沈んでいる時は何も動きませんので、太陽パネルでは電気は追いつかないだろうし……。
どうすれば義務化を止められるのか?
鈴木:小池都知事が力を失くしつつあるなら、このまま放っておいていいのでしょうか?放っておけば自滅するんでしょうか?
上田:いえ、そうではありません。
コロナの緊急事態宣言以降、小池さんは異常なまでにテレビコマーシャルに出ていたわけですけど、計算すると総額12億円(2020年4月〜2021年3月、総額11億9,125万円)の広告費を使っていました。これは私が議会で質問したことによって明らかになったことで、それを指摘すると出なくなりました。そうやって監視をして、何もできないようにレームダックにしていくことが肝要です。
たった1人でも、いえ1人だからこそできるのです。大勢いても小池知事の腰巾着のような都民ファーストの会都議には逆立ちしてもできない芸当です。大勢いたって議場の「小池知事のオールイエス!」の起立要員。烏合の衆で、都民益には何ら貢献できないものです。
神宮外苑の再開発も最初はイケイケドンドンだったのに、私が不特定多数の都民国民へ実態状況を拡散・発信し、参院選前の新聞アンケートで7割もの反対が明らかとなり、審議会も止まるやいなや、小池知事は「なるべく切らないような方向に持っていくよう事業者は検討すべし」と言い出しました。これまでお手てつないで驀進していた事業者は、「え?裏切るの、お前?」という思いではないでしょうか。
反対を突きつけられたら知事は、突然良い人ぶって樹木を残すようなことを「ヨロシク」みたいな感じでやっているんですけれども、そういった矛盾のある行動が度々続いていくなかで、都民からも、業界団体、財界からも信用をなくし、どんどん力が削がれていくわけです。そうやって監視してレームダックにしていくというのが大事だと思います。
Next: 都知事としての素養が欠けている?上田議員がバッサリ
「小池都知事は無知蒙昧で素養がない」
鈴木:そう言えば、コロナ禍の中での小池都知事のコマーシャルは異常でした。よく覚えています。
上田:しかし、小池都知事はもうコマーシャルをやって自己宣伝ができないわけです。そんなものに総額12億円を使っているのかと私に批判されたりしますから。じゃ、テレビに出て維新の吉村さんみたいにやればいいんですけど、出たら、都政事務事業、関係条例や法律を会得してませんから機敏に反応もできないし、感じが悪いし、長尺で出ると人間性が出ちゃうじゃないですか。いろんな番組に出ても、そもそもの知事としての知識も実力もないわけですから、するどいツッコミにはイラっとしたりして、すごく態度が悪くて、司会やパネラーの質問に誠意をもって答えることができないわけです。
他の知事たちは良くも悪くも、総務省や経済産業省等OBが多く、行政に精通された人材が担ってらっしゃいますよね。東大卒であったり、独自性のある論調を持って条例・法律・過去事例に基づいて語れる県知事たちがいらっしゃいます。鳥取・島根・和歌山、近県では埼玉県知事なんかもよく分かってらっしゃるかなと思っているところですけど、そういう人たちと比べると、小池都知事は、言葉遊び、カタカナ、ヨコモジで逃げるだけで、現実的な政策がスパスパ出てこないから、突っ込まれたら答えられない。
テレビ番組に出演すればタダなんですよ。仮にすぐに解決できない問題であっても真摯に答え対策を理路整然と説明することで、人柄も伝わり愛される場合もあるじゃないですか。でも、彼女の場合は出れば出るほど嫌われていくと実は本人も自覚しています。コマーシャルであれば、質問もされまないし、馬脚もあらわれず、お里もしれず、東京都が広告主なので、テレビ会社も広告代理店もペコペコしてくれる。だから、無料の番組には出ないで都民の税金を巨額につかうCMに出る。そういうことなのだと思います。
でも、こうした小池都知事の無駄遣いにより、これまで都が積み上げてきた財政調整基金の9割方を使い果たしてしまったわけです。
私がよく言うのは、「老舗の若旦那の後妻に出所不詳の女が入ってきて蔵を全部使い果たした」と。「立て膝でご飯を食べたりして、みんなが驚いている」みたいなもんですよね。蔵というのも、それも石原都知事が建てた1兆円の蔵です。
鈴木:小池都知事は何だか稚拙なところが目立ちますね。この稚拙さがいろんな問題を起こしてしまっているわけですね。
上田:江戸川区では葛西臨海水族園というのがあるんですね。そこは日本で初めてマグロが回遊するというので、建物が谷口吉生さんという著名な建築家が設計されました。谷口先生は、ホテルオークラ東京・本館のロビーを設計した谷口吉郎さんの息子さんです。このホテルオークラを新たに設計し直したのも谷口吉生先生で、新しいオークラは3年前に竣工しました。
葛西臨海水族園はその谷口生先生の設計だったんです。それをぶっ壊してゼロベースでやるというので、大騒ぎになったわけです。
普通は、行政とはケンカしない谷口生先生や当代一級のエスタブリッシュな建築家たちが反対をし、残そうと。壊させたらダメだと。あれだけ建築、美術的にもそうですし、技術的にもすごいものを何で壊せるんだ、と。それは小池都知事が無知蒙昧で素養がないからなんですけれども、そのくせ2019年新オークラが竣工した時はチャッカリ行ってるんですよ。谷口先生の四人隣でパチっとテープカットとかしているわけです。
それで私、担当課長に言ってやったんですよ。「あんたね、オークラのね、竣工式の時には公務をほっぽらかして行って、それで谷口先生の歴史的な建造物である葛西臨海水族園をぶっ壊すのか」と……。
これについては、イエール大ハーバード大の著名な建築家から「Mayor Yuriko Koike」へ苦言を英文で送ってきたから、もう小池知事は自称国際派で通っているのに、「海外セレブ」から批判を受けて「なぜこんなことになってんの!」と怒ったと思います。オークラの建築家が誰だったか、葛西臨海水族園の設計者が誰であったか、知っているのは東京都知事として当然のことで、そうして知識や常識がなく、無知だった自分が一番愚かであったことの反省もせずに……。
鈴木:なるほど。都知事としての素養が欠けていることで問題が発生し、暴走が生まれているところがあるわけですね。
上田:それでもあきらめないで、みんなが都庁のパブリックコメントに意見を入れてくれれば状況は変わっていくと思います。普通、パブコメは数十件くらいなんですけど、葛西臨海水族園ではみんなに声をかけて700件以上もパブコメが集まって、その6〜7割は反対でした。それで結局、小池知事は根を上げて葛西臨海水族園本館の解体計画は中止されることになりました。残るんです!水族館としてじゃないかもしれないけれど、葛西臨海水族園は残ることになります。
その時もそうですけど、近代建築文化財を簡単に壊す決断をすることに「小池さんって品がない、谷口先生の設計を壊すの?いや、もしかしたら知らなかったの?」という声もありましたね。
Next: 都民が反対の意思をしっかり示せば都政は変わっていく
都民が反対の意思をしっかり示せば都政は変わっていく
鈴木:そうすると、都民も小池都知事がやることにあきらめるのではなく、パブリックコメントや署名運動に参加すれば現状を変える効果があるということですね?
上田:はい。国政政党や都民ファーストの会は政局やしがらみがあってすぐに議会は覆るものではありませんが、実は隠れた大票田であるサイレント・マジョリティが「あんたを評価していない」というのをズバッと感じさせる効果があります。その世論の動きを見て、国政政党は知事の是非をどうするか敏感に動きます。過去に、当初舛添擁護から一気に辞職要請へと舵を切ったことがありましたが、皆様記憶に新しいところと存じます。
また、あまり小池知事と戦えない自民党にしろ、小池さんと一蓮托生に見せて自分たちの政策をどんどん実現していく公明党も、皆さん地元に張りついて活動されています。こういう地元の地方議員に「小池知事の暴走をやめさせてくれ」と突き上げていくことで効果が出ます。選挙が常に何年かに1回ありますから、そういうところで自民党・公明党がブレーキをかける原動力になっていくでしょう。そして、それによって小池都知事が何もできなくなり宙を浮くと思っています……。
本当は太陽光パネル設置義務化だって通っていたし、神宮外苑の再開発ももうとっくに通って、樹齢百年の千本の樹木はバッサリ切られていたわけです。しかし、これだけ踏みとどまっているということは、自分は無力だと思っている人たちが、実はパブリックコメントなどで意見を出し、SNS発信をし、小池知事のTwitterに意見を伝えてくれているからなのです。私は「小池知事、都議会の都民の声窓口に意見を伝えて下さい」と常々伝えておりますが、これが案外、いえ相当あなどれない。小さな声を束ねて大きな声、大きな力へ!最近ブームの「ちいかわ」になぞって、私は「ちい声」革命と名付けております。一歩ずつ着実に、庶民が勝っていくのです。
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- 株式市場が過去最高の高値圏にまで上昇している。「そろそろか」と思う局面(2/21)
- 株式を保有している人は、こんな時期に「資産が増えた」など大声で言わない(2/14)
- 時代は変わっても自分の性格は変わらない。ここを間違えたら一生苦しむ(2/7)
- 生き方を変えるなら今しかない。2020年代は「個」で待遇も賃金も変わっていく(1/31)
- バイデン政権で最も注視すべきなのは国防長官ロイド・オースティンである理由(1/24)
- 阪神・淡路大震災の教訓。100%来る「次の巨大地震」で投資家がすべきこと(1/17)
- プラットフォームを掌握する巨大メガテックが自国の大統領をも粉砕する時代(1/10)
- 働くことは生き甲斐につながるが、必ずしも豊かさにつながるわけではない(1/3)
- 2021年は前半は慎重に動いて、後半からどんどん追い込んでいくのが良い理由(12/27)
- 「弱者の不幸は蜜の味」。災厄はなぜ強者にとってはおいしい局面になるのか(12/20)
- 今年の冬を経済的に乗り切れない人がどうなるのか、よく見つめておくべきだ(12/13)
- 「金に興味がない」から、労力を使わないで金を増やす方法を採用している(12/6)
- 私たちも、竹中平蔵のように甘い汁を吸わなければ生きていけない世の中なのだ(11/29)
- 現代社会は「資本主義」ではないということを認識すれば容易に生き残れる(11/22)
- バイデン政権が甘ければ、中国企業がグローバル化を乗っ取ることもあり得る(11/15)
- トランプ大統領は終わって、バイデン大統領の時代になる。相場もまた変わる(11/8)
- 大混乱の中、いよいよ11月がやってきた。今こそ社会の動きに瞠目し決断せよ(11/1)
- 起業家にならなくても、孫正義や三木谷浩史や柳井正を利用する生き方もある(10/25)
- 稼ぐために悪人にならなくてもいい。合法的に金が転がり込んでくる場所がある(10/18)
- 狂った猿の作り方。徹底的に人間を依存症に追い込むのがパチンコという世界(10/11)
- もう一度よく考えてみよう。コロナで世の中はまったく違ったものになるのか?(10/4)
- 国民に都合の良い政策など実現しない。悪い政策の方が実現する。それが現実(9/27)
- 起業しないで起業家と同じようなスリルと大きな利益を手に入れる方法がある(9/20)
- 波乱の相場。これから3ヶ月、何が起こるのか誰にも分からない中で生き残る(9/13)
- ポートフォリオが自分のリスク許容度に見合っているか点検するのは悪くない(9/9)
- 「自分はどこまでリスクが取れるか?」で何も持たない人間の運命が変わる(9/6)
- 安倍政権を「賞味期限切れ」にしてしまった要因と、アメリカ大統領選挙の行方(8/30)
- ジョー・バイデンが大統領になる前提で、投資家はすでに新たな動きを起こしている(8/23)
- コロナによって、超巨大ハイテク企業はより独占的・支配的・持続的になった(8/16)
- MMT(現代貨幣理論)やベーシックインカムが声高になれば、ここに投資しろ!(8/9)
- コロナ時代には、政府がばらまく金を投資で自分に引っ張り込むことが重要に(8/2)
- 難しい時代は何もしない。バクチ銘柄を扱わない長期投資家は高みの見物でいい(7/26)
- ジャック・マーも保有株を売り、バフェットも買わず、ゴールドは上がる時代(7/19)
- 「コロナだろうが何だろうが、しっかり会社を経営しろ」と叫んだら起こる地獄(7/12)
- コロナによる世界的な混乱で一筋縄ではいかない状況。正解はまだ分からない(7/5)
- うまく生きたければ、早く仕事もライフスタイルも投資も非接触系に転換しろ(6/28)
- 今後、社会・企業・ライフスタイルを「これ」で区分けすべきだと気づいた(6/21)
- 2020年がバラ色の年であるとは思っていないのに米国株に投資をする3つの理由(6/14)
- どこの国でも「株式を保有していた人間」が先に助かり、恩恵も大きかった(6/7)
- コロナ禍が、また違う「禍(わざわい)」を招き寄せるという現象に注目せよ(5/31)
- アメリカでは失業者「2500万人」を超える状況になっているのに株価は戻した(5/24)
- 40年で約3倍の結果として違ってくるというのに、誰も何もしないのが現実の姿(5/17)
- コロナウイルスによる大恐慌なみの経済ショックで誰がどのように得するのか?(5/10)
- 今は「生き残る」ことをテーマにしてライフスタイルや投資を組み立てておく(5/3)
- 別に世の中を読まないが、それでいて時代が必要とする重要企業も逃さない方法(4/26)
- 「自分の人生の中で最も最悪な年になる」と自覚してコロナショックを生き残れ(4/19)
- 歴史的な暴落波乱相場で容易に生き残る方法(2)危機が去れば焼け太りする(4/12)
- 今の相場環境は嫌いではない。低迷が長引くほど保有株を大量に増やせるから(4/5)
- 歴史的な暴落波乱相場で容易に生き残る方法(1)頭を使わないで平均点を取れ(3/29)
- コロナショックはいずれは落ち着いて、どんな形にしろ日常は必ず戻ってくる(3/22)
- 私のやっている投資がコロナショックでの相場大激変でも何の問題もない理由(3/15)
- ついにやってきた株式市場の暴落と乱高下。この社会情勢で私はどう動くか?(3/8)
- 新型コロナウイルスで市場が変わった(2)12%の暴落をどのように考えるか?(3/1)
- 新型コロナウイルスで市場が変わった(1)日本はもしかしたら見捨てられる?(2/23)
- 「中国を潰してやる」というのは、アメリカの一貫した方策であることを認識せよ(2/16)
- 新型コロナウイルスが浮き彫りにしたのは、中国に投資すべきではないということ(2/9)
- 中国の新型肺炎で、1月24日に「オーメン」を嗅ぎ取って動いていた人たち(2)(2/2)
- 中国の新型肺炎で、1月24日に「オーメン」を嗅ぎ取って動いていた人たち(1)(1/26)
- 国民年金だけでは65歳以後は乗り切れないということを早く自覚して行動すべきだ(1/19)
- 私がやりたいのは「株式市場での火事場泥棒」。社会が混乱している時に盗む(1/12)
- イランの反米司令官が爆殺されて肉片となったので米国株式を増やすことに決めた(1/5)
- 【新年特別号】令和すなわち地獄。終わりの始まりを迎えた日本で経済的にサヴァイヴする方法(1/1)
- 私が「2020年代が自分の人生で最もキツい年代になる」と覚悟している理由とは?(12/29)
- 「捨て石」の概念を見直せ。これが前もって成功に辿り着く確率を上げる方法(12/22)
- 読者のみなさまへ、バックナンバーのご案内(12/17)
- 2019年の総括と、2020年のこと。相場の動きは読まない。何か起きたら対応する(12/15)
- 社会が重要な岐路にあるとき、次の方向性を知るためには何を見ればいいのか?(12/12)
- 日本人は全員で消費税を引き上げた政治家・官僚・財界の馬鹿どもに復讐せよ(12/8)
- 【まぐまぐ】年賀状キャンペーン期間延長のお知らせ(12/1)
- 株式の割高・割安を見る3つの指標と、これから起きそうな予兆についての考察(12/1)
- 社会は大きな「ゆがみ」を生み出すのだが、それを見つけて埋めるとカネが入る(11/24)
- 「楽して手っ取り早くカネを増やしたい。思惑が外れたらサヨウナラ」の気持ち(11/17)
- 鈴木傾城が今の投資について思っていること(2)世界を買うか、米国を買うか?(11/10)
- 鈴木傾城が今の投資について思っていること(1)相場は上がっているが……(11/3)
- 次のリーマンショック級の経済ショックが起きたら、ソフトバンクは死ぬ(10/27)
- 人生も壮大な賭け。投資から人生まで「賭け方」で知っておくべき4つのタイプ(10/20)
- 投資の前に貯金や収入を何とかしなければならないのであれば、どうすべきか?(10/13)
- 「一生現役」は、政府が日本国民を死ぬまで働かせるためのキーワードである(10/6)
- 圧倒的な弱者であっても、絶滅するどころかしたたかに生き残っている事実(9/29)
- 資本主義では資本が生み出す不労所得を手に入れることが最も大きな「旨み」だ(9/22)
- 今までの資本主義は「株式保有」が生き残るための武器だったが次はなにか?(9/15)
- 重い借金を抱えて地獄を見て生きている人は、借金のない人が幸せに見える(9/8)
- 消費税10%を乗り切れ。ダメージを受ける人は、その分をサイドジョブで吸収せよ(9/1)
- 下らないマウントが横行するネットの世界で自分のスタイルを守るには?(8/25)
- 最先端のバイオ・ゲノム企業に投資するのが難しい理由と乗り越える方法(8/18)
- 中国発の株式市場への巨大な悪影響は、いつか必ず私たちに襲いかかってくる(8/11)
- 8月1日に巨大損失を被ったのであれば、それは健全な投資をしていない証拠(8/4)
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- 起業して10年後に生き残れるのは6%。起業に人生を賭けない生き方も悪くない(6/2)
本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2022年9月24日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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