予約ミスした米航空会社がヒドい対応「次便にすれば飯おごってやるよ」

2015.10.05
by NozomiK
 

まさかのアメリカの航空会社の対応とは

おもむろにイキナリ僕の肩に腕を回してきて、

なぁ、朝メシ食ったか?

はぁ?

「そこにSbarroあるからさ。 おごってやるよ

そことは、空港内のフードコート。 Sbarroとは、全米どこにでもある、やっすいファーストフード

ニヤニヤしながら「人生そんなに焦ってどうすんだよ、のんびり行こうぜ♪ 80分後にロス行きのフライトがあるからさ。 それに乗んなよ。 悪いこと言わない。 Sbarroで好きなもん食ってから行ったほうがいいって」

先にまず謝れよ

いまのとこ“SORRY”のひとことも聞いてないぞ。 なんて、言うつもりも、もうありません。 この国のサービスに対して。

「悪いけど、ロスの空港に人待たせてるんだ」なんとか自分を抑えて穏便に断りました。(チッと舌打ちされたときはさすがにキレそうになったけどw)。

そのあと、CAが場内アナウンスで、乗客の中から、次の便に変更してくれる人を募る。 その間もオレ通路立ちっぱなし。

機内、まだ離陸できないのは、こいつのせいって言われてるみたい(笑)。

機内、僕のせいでフライトできない空気が蔓延。 結構、みんなに睨まれる。

そのとき20代の女性が手を挙げて「アタシ、別に急いでないから」と立候補して席を立ちました。

場内からは「おー!」と賞賛の声。 パチパチと拍手するひとまで。

それにひきかえ、おまえは」みたいな目でみんなに見られる。

彼女とすれ違う際、絶対言うまいと思っていた言葉が我慢できず、つい出てしまいました。

I’m sorry…

カチューシャをしていたその子は「That’s OK!」と微笑みました。

6時間の機上。 窓の外、涙をこらえて見る(w

これがアメリカですw 憧れることなんて一切ないよw

日本の航空会社だと、どんな対応してくれるんだろう…。

もう忘れてしまったことが悲しい。

少なくとも、Sbarroではないはずだ

image by: Shutterstock

 

『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 より一部抜粋

著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる
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