「子育てって本当に大変!」。イクメンブームに煽られたお父さんの苦労話、最近よく耳にしますよね。でも、人気の無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さんによれば、ある1つのコツをつかむだけで、とても楽しくなるそうですよ。
圧倒的に面白がる
近年のイクメンブームで、雑誌などではパパの子育てノウハウのような記事がやたらと多くなりました。
でも、特に父親の場合は、「子育ては想像以上に大変だ」と心配したり「子育てをもっと楽しもう」と義務的に思ったりする必要は、全くないと思います。
最適なコツがあるとすれば、一つです。
「子どもよりも圧倒的に自分が面白がる」ということです。要するに、独身時代に自分の趣味にハマったように、自分が面白いと思うものを自分だけが面白がっておけばいいのです。
子どもが喜ぶもの、子どもが面白がるものを探して自分がその目線に降りてあげる必要はありません。
子ども向けの職業体験施設のようなものを探して他のパパママの行列に並んで体験させる、みたいなことをわざわざ考えなくてもいいんですね。
例えば自分がドライブが好きならば、好きなだけドライブをすればよくて、子どもを連れ回せばいいのです。
ただし、重要なのは「圧倒的に面白がる」ことです。子どもは大人の趣味には興味がなさそうですが、実を言うと「誰かが圧倒的に面白がる」ことには何かと興味が向きます。
ドライブが好きだからといってただ黙々と助手席に乗せているだけだったら、もちろん子どもは退屈します。
しかし「圧倒的に面白がる」人は、運転していること自体がものすごく面白いから、運転中も車のメカニズムや外の風景などを、何が面白いのか事細かに説明するのです。
ずっと話しているから話題が豊富なので、その中の何か一つは子どもが食いついてきます。
「僕も大きくなったら運転したい」とか、「窓を開けたら涼しくて気持ちいいね」とか、「サイドブレーキって何?」とか、何かしら感じてくれるのです。
そういう頭が働かない子であっても、少なくとも、何かに詳しくて楽しそうな父親は輝いて見えるのです。