人民元の主要通貨入りで「パンドラの箱」を開いた中国

 

また皮肉にも、中国人は道徳的人道的社会的文明的なマナーが皆無だという点では国際的にも意見が一致しています。例えば、北海道に新婚旅行に来た中国人夫婦は、コンビニで会計前にアイスクリームを食べたことを店員に咎められ、店員に殴る蹴るの暴行を加えたというニュースがあります。

会計前にアイス食べた新婚旅行の中国人夫婦…注意され店員殴る 札幌のコンビニ

喫煙禁止の場所での喫煙、トイレがないのにどこでもしたいときに用を足す、触ってはいけない展示品に手を置いて記念撮影などは当たり前。日本でも、富士山麓にある忍野八海の澄んだ水の中に痰を吐く、吸い殻やゴミを投げ入れるなどの環境破壊行為が問題になっています。

子供を拉致して手足を切断し、物乞いとして働かせるという話は伝説ではありません。まだまだ、中国社会で深い根を張っている問題で、実際に被害に遭っている人はたくさんいます。障害の度合いが高ければ高いほど、多くの喜捨を貰えることから、その悪行非道はとどまる所を知りません。

「1、2歳の手足切断し、物乞いとして利用」…社会主義国・中国で産業化する「物乞い管理」、闇組織の非道

河南省の池で、溺れそうになった幼い子供を助けようとした大学生が、子供を救助した後に亡くなった事件がありました。救助された子供の親は感謝するどころか、賠償責任を問われることを恐れて、その大学生を犯人に仕立てあげました。

溺れた娘を助けようと池に飛び込み溺死した恩人を貶めた母親の“鬼畜”…あまりに身勝手な「賠償責任イヤだった」

警察もカネ次第でどうにでも動きます。交通事故のもみ消し、大学受験の試験官買収、各種証明書偽造など、中国ではカネさえあればできないことはありません。

替え玉受験「依頼者は官僚」 試験官買収に指紋偽造… 国営テレビが実態暴露 河南省だけで127人判明

つまり、中国には道徳観念が皆無で、人間不信、銭至上主義が蔓延しています。これらはすべて「チャイナリスク」なのです。経済が上向きのときは、それでも海外からの投資が入ってくるでしょうが、ひとたび経済が落ち込めば、これらの高リスクから海外資本は一気に流出していくでしょう。

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