うなぎ屋じゃなくても使える、客を飽きさせない「松竹梅」販促術

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うなぎ屋さんなどで目にする「松竹梅」のグレードの中で「竹」を注文する人が多いのはご存知でしょうか。そして実は…、この「松」「竹」「梅」、販促に効果絶大なのだとか。メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、「松竹梅」を用いた上手くいく販促策を詳しく紹介しています。

「松竹梅」で、購入喚起を!

うなぎを食べに行くと、メニューには「松」「竹」「梅」の文字が。商品の量やグレードによって、お客さまが選びます。その割合は、ほとんどの場合「松3:竹5:梅2」となります。高い「松」は躊躇し、安い「梅」は恥ずかしい。よって、「竹」を注文するお客さまが多くなるのです。これは商売の基本なので、ご存知の方も多いはず。

では、あなたのお店には「松竹梅」はありますか? 商品のグレードに合わせた価格帯を揃えることです。

「うちは高級店だから…」「うちは庶民派だから…」と、片寄った商品構成になっていませんか?

もちろん、それも「お店の主張」なので、否定はしません。しかし、そのために逃しているお客さまがいることを覚えておいてください。

お金持ちだけが高級店に行くわけではありません。お金持ちだから安いお店には行かない、というわけでもありません。

ライフスタイルが多様になってくると、お客さまの指向を決めつけることは危険です。日頃は倹約家でも、時には高級店を覗き、買いたくなることもあります。そんなときに「松竹梅」があると購入しやすくなるのです。

極端に高額なものばかりでは、陳列を見て、買わない人が多くなりますが、「松竹梅」という選択肢があれば、「竹」や「梅」を安いと感じ、購入を決断する可能性が高くなります。たとえ「梅」を買ったとしても、高級店で買った満足感が残ります。

逆に庶民派のお店では、いつも安いものばかりがあると、お客さまは安さに慣れてしまい、感動しなくなります

そこで、「松竹梅」で刺激を与えるのです。同じような商品の中で選択肢を作り、安いものを賢く選んでいることを認知させるのです。そうすれば「慣れ」はなくなり、毎回刺激を与えることができます。

「松竹梅」は、お客さまを飽きさせない販促策なのです。

 image by: Shutterstock
 
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