小さな子どもを守る「迷子ひも」って実際どうなの?現状と賛否の声

2016.01.21
by Mocosuku
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ここでは 迷子ひもの現状 をご紹介します。動き回る小さな子どもを危険から守る意味で使われている「迷子ひも」。欧米などではポピュラーな商品で、日本にも十数年前から登場し、近頃では大型ショッピングセンターやテーマパークなどでよく見かけます。ただし、迷子ひもの使用にいたっては賛否両論。今回は 迷子ひもの現状 を探ります。

迷子ひもの現状 (1)

「見た目が見苦しい」と非難する反対派

反対派が迷子ひも(ハーネス)を非難する理由は、やはりその見た目。「ペットを連れているように見える」「まるで猿回し」といった意見が多いようです。また、ひと昔前まで日本ではあまり見かけなかったグッズなだけに、特に中高年世代からは否定的な意見が多く、「親が子どもから目を離さなければいいだけ」「育児をサボってる」のほか、「虐待だ」という厳しい意見もあります。もちろん、どんな考えを持つのもその人の自由ですが、それを押しつけていいわけではありません。迷子ひもを利用しているママにはそれなりの考えがあって利用しているのですから、無関係な人の意見に振り回される必要はないと言えるでしょう。

迷子ひもの現状 (2)

見た目よりも安全を優先!使用するママの声

1、2才の子供の中には、どんなに言葉で言っても伝わらず、手をつないでいても振り解いて、気の向くままに動く子もたくさんいます。そんな子には迷子ひもはとても便利です。ママだって決して見た目について鈍感なわけではありません。周囲の目があっても、子供の安全のためにはやむを得ないといった考えてママが多いようです。また、周囲からも「好き勝手動き回る子どもを放っておくほうが危険で迷惑」など、少しずつ理解が得られつつあるようです。

迷子ひもの現状 (3)

最新迷子ひも事情

見た目を非難されがちの迷子ひもですが、現在は天使の羽や動物の形などさまざまな商品があり、ママも子どもも気分よく使える迷子ひもがあります。最近はリュックと兼用できるタイプが人気。子どもにリュック部分を背負わせるので見た目はもうハーネスではありません。ひもが着脱式になっているので、ママの言うことがわかるような年齢に成長したら普通のリュックとして利用できます。

迷子ひもの現状 (4)

迷子ひも以外の迷子対策

昔からあるピコピコ音の鳴る「笛付き靴」。その独特の音の可愛らしさとともに迷子防止にもなると人気です。ただし、歩幅の小さい子ども動くたびに音がなるので、「うるさい」という声もあります。そのほか、靴に鈴を付けるなどの対策もありますが、同じように騒音が問題になるかもしれません。

迷子ひもの現状 (5)

親自身の判断に尽きる

迷子ひもを使用するか否かは、親の判断。賛否どちらの意見も間違っているとは言えません。周囲の目が気になるというママもいると思いますが、迷惑をかけない以上、他人の意見に過度に振り回される必要はありません。迷子ひものことを気に病むあまり、子供の安全面を疎かにしたり、外出を控えるようになったりしては本末転倒です。子供の安全を預かるのは世話をしているママやパパです。そのことを第一に考え、自分たちのベストな方法を見つけていきましょう。

 

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記事提供:Mocosuku

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