【京都案内】戦国武将や文豪が愛した「美しすぎる桜の名所」5選

 

仁和寺

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image by:京都フリー写真素材

遅咲きの桜「御室(おむろ)桜」が有名なのは世界文化遺産に登録されている仁和寺です。市内有数の桜の名所で多くの人で賑わいます。境内にはソメイヨシノや枝垂れ桜など御室桜以外にも沢山の桜が咲き乱れます。

有名な「御室桜は遅咲きで有名な桜で通常の桜より背丈が低いことでも知られており、目の前で桜の花を楽しむことが出来ます。仁和寺では桜と五重の塔といういかにも京都らしい風景を見ることが出来ます。

仁和寺は光孝天皇が建立を発願した寺院を、第7皇子・宇多天皇が引き継ぎ888年に造営された寺院です。宇多天皇は31歳で、第一皇子・醍醐天皇に譲位し899年に法皇になりました(法皇は仏門に入った天皇)。仁和寺は宇多法皇が仁和寺に室(むろ)を構え、御所としたことからこの場所が「御室おむろ御所」と呼ばれるようになりました。その後御室は仁和寺一帯を指す地名となりました。体重計や体温計など健康医療機器メーカーとして知られる「オムロン」はこの地が会社設立の発祥です。

宇多天皇が入寺したことで仁和寺は、最初の門跡寺院となりました。宇多法皇が初代の住持になって以降明治時代まで、歴代門跡は皇室出身者が引き継ぐことになります。このため仁和寺は天皇家と縁の深い格式高い寺院になりました。

応仁の乱で全焼し長らく低迷した後は江戸時代になってから3代将軍徳川家光が寄進したことで再建されました。御所からもいくつかの建物が移築され、徐々に伽藍が整備され時間をかけて復興し現在に至っています。宸殿は江戸時代初期の御所の御常御殿を移築した建物です。跳ね上げ式の「蔀戸」(しとみど)など平安時代から続く王朝建築の意匠を見ることが出来ます。建物をつなぐ回廊も源氏物語の王朝絵巻に描かれるような直角に曲がる建築様式が取り入れられています。

江戸時代から仁和寺を桜の名所として有名にしているのが御室桜です。享保年間に活躍した儒学者・貝原益軒(かいはらえきけん)はその景色を「洛中洛外にて第一とすと絶賛しています。

御室の地は地盤が固く、境内に200本ある八重桜は地中深くまで根を下ろすことが出来ないため背丈が低いのが特徴です。花(鼻)が低い(花が咲く位置が低い)ことから「お多福桜」とも呼ばれています。京都では昔から、背が低くて鼻が低い女性のことを「御室の桜のようだ」と表現するようです。花街の芸舞妓さんが謙遜して「わたしゃ お多福 御室の桜 鼻が低くても 人が好く」などと言うことがあるそうです。

住所:京都府京都市右京区御室大内33
アクセス:JR嵯峨野線「花園」駅より徒歩15分、京福電鉄北野線「御室仁和寺」駅より徒歩3分
営業時間:9:00~17:00(12月~2月は16:00)
電話番号:075-461-1155
参拝料金:
御殿=大人500円、小中高生:300円
伽藍特別入山(御室桜開花時期 )=大人・高校生500円、小中学生200円
URL:http://www.ninnaji.or.jp/

毘沙門堂

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image by:京都フリー写真素材

山科区にある毘沙門堂は天台宗の5つの門跡寺院(天台宗五箇室門跡)の1つで703年に創建されました。名前の由来は毘沙門天様をお祀りする為付けられたと言われています。境内の宸殿にある狩野益信作のだまし絵動く襖絵」で有名なお寺でもあります。

毘沙門堂には「毘沙門しだれ」「般若桜」と呼ばれる樹齢150年の桜があります。枝張りが約30mもあり見上げると圧倒されます。また勅使門と桜のコラボは絵画の様な美しさです。この枝垂れ桜はJR東海のそうだ京都、行こう。のCMに使われたこともあります。

毘沙門堂に向かう途中に山科疎水があり、疎水両岸にたくさんの桜が咲いています。こちらの桜も名所になっており見応えがあります!

毘沙門堂は奈良時代、行基(ぎょうき)が毘沙門堂の前身となる出雲寺を開山(現在の上京区)したのが起源と伝わります。中世には荒廃しましたが、江戸時代初期、天海(てんがい)が再興し1665年に弟子の公海(こうがい)が現在地に再建しました。その後、後西天皇の皇子・公弁(こうべん)法親王が出家し、隠棲したことから門跡寺院となりました。現在は天台宗五箇室門跡のひとつとしてとても格式の高いお寺です。

境内中央の霊殿は江戸時代に御所の御霊屋から移築された建物で、歴代の天皇と徳川将軍の位牌が安置されています。宸殿は、同じく御所にあった後西天皇の旧殿が移築されたものです。宸殿から勅使門にいたる参道は毘沙門堂の紅葉の名所となっています。弁天堂には秀吉の大政所が大阪城内で念じていた弁才天が安置されています。

住所:京都府京都市山科区安朱稲荷山町18
アクセス:JR東海道本線、地下鉄東西線、京阪電鉄京津線「山科」駅下車より徒歩20分
営業時間:8:30~17:00
定休日:無休
電話番号:075-581-0328
参拝料:大人500円、高校生400円、小中学生300円、小学生以下無料
URL:http://bishamon.or.jp/

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