感情的なメールをついつい送ってしまい、後から後悔……って経験は、誰にでもあるのでは? ビジネスメールのマナーを手とり足とり教えてくれる人気メルマガ『仕事美人のメール作法』では、ビジネスシーンで避けるべき典型的な“NGメール”を取りあげ、それらの対処法を紹介しています。
感情的になって書いたメール
メールは伝達のための一手段です。
特にビジネスメールでは、報告、連絡、確認のために活用することで、業務がよりスピーディーに効率化できます。
しかし、メールの内容によっては、後々トラブルの元になるケースもあります。
例えば、感情的になって書いたメール。
本人の気分を害する要因がなにかしらあったにせよ、怒りの感情を、そのままメールに反映させてしまうのはいただけません。
自分で感情をコントロールできないまま“書き殴った”内容は、後で読み返すと“なぜ、自分はここまでカッカしていたのだろう……”と、本人でさえ、その理由やその時の感情を思い出せなくなっていることも。
自分を見失った状態で送ったメールは、当人にとってははけ口になったとしても、それを受け取る方は傷ついたり、嫌な思いをすることになり、迷惑このうえありません。
イライラしたり、ムカッとする感情は誰にもあるし、仕事のやり取りでそうした感情に陥ることもあります。
そんな負の感情を自覚した時ほど、パソコンの前を離れ、ひと呼吸おいてから冷静に対処することが、仕事をしていくうえでの“知恵”ではないでしょうか。
わたし自身のこういうときの対処法の一つは、テキストファイル(メモ帳)に相手に対する反論や意見など思いのたけを全部、一度書き出してみます。
その後、一度席を離れ、他のことに集中してから、もう一度、今度は相手の視点で読み返し、不適切な部分を削除し、文を整えてから、メールに清書をして送信することにしています。
一見、手間がかかるように感じるかも知れませんが、怒りや嫌な気持ちをいったん書き出すことでクールダウンして、自分の気持ちを客観視できるので、冷静に対応できるようになります。