職場でのあなたの立場を悪くする「NGメール」5つのパターンと対処法

 

ネガティブメール

「だめ」「いや」「~ない」といった、打消し表現の多用や相手を否定する内容など、ネガティブなメールにならないように気を付けましょう

例えば、「前例がないからだめです」「やったことがないので無理です」といった尻込みメール。

「いやなんでパスします」「こういう配色は好きじゃないので」といった、好き嫌いの感情に走った客観性のないメール。

「どうせ、納期に間に合いません」「多分また売れないと思います」といった諦めメール。

「だから、あのとき言ったのに」「以前もこんなことがありましたよね」といった、過去の蒸し返しメール。

「私だったら、こうしたのに」「先に言ってくれればやったのに」といった、今さら遅い「たら・れば」メール。

……などが挙げられます。

そのときは面と向かって注意や指摘をせず、後になって「やはり頼むべきではなかった」と否定したり、きちんとした指示や説明をせず、後から「こんなことになるとは思わなかった」と文句を言ったりする、後出しジャンケンのような対応もいただけません。

いずれも、根底にあるのはネガティブな感情や意識

行動を起こす前から否定したり、自分は何もせず安易に人を批判したり、起きたことをあれこれあげつらったりしたところで、何の変化も起こりません。

「いやだ」「できない」「無理」と、あらかじめ制限をかけてやり過ごすのではなく、「こうしたらできる」「できるようにするにはどうするか」を考え、行動に移すことが大切。

そうした前向きな意識があれば、メールの表現やメールの内容も“人を動かす”ものに変わっていきます。

より良い結果を引き寄せ、良好な人間関係を築くためにも、否定より肯定、ネガティブよりポジティブなメールでのやりとりを心がけましょう。

 

『仕事美人のメール作法』
著者/神垣あゆみ
広島を拠点に活動するフリーランスのライター。若手ビジネスマン向けにメールマナーの基本を解説した『メールは1分で返しなさい!』(フォレスト出版)など著作多数。まぐまぐから無料メルマガ『仕事美人のメール作法』を配信中。
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