気圧と体調不良の関係は? 気象医学から考える梅雨時期の過ごし方

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現役のお医者さんが配信する『森の診療所から始める 旅こそアンチエイジング』によると、梅雨の時期に気分がふさぎ込んだり体がだるくなったりするのは「低気圧の影響」なんだとか。ではどうすれば解消できるのでしょうか。もちろんその方法もレクチャーしてくださっていますよ。

梅雨のだるさの改善法は?

shitumonQuestion

そろそろ梅雨入りですね。

この梅雨の時期は、どうしてもカラダがだるくなってしまいます。気温の温度差が原因と聞きましたが、食事などでも改善することはできるのでしょうか。

宮田先生の回答

梅雨の時期の倦怠感や抑うつはなにも気分的なものではありません

アーユルヴェーダでは「体内に水分がたまるから」とも説明していますが、気象医学からいうと「気圧」、特に低気圧による体の変調です。関節の内部は場所によって陰圧、低気圧でさらに陰圧になります。

また頭蓋内圧(頭蓋骨の内側)も個人差があり、低気圧の時に頭痛や抑うつを訴える原因になります。体は気圧、湿度というストレスを受けているのですから食からのストレスを与えてはいけません。糖質過多と揚げ物には要注意です。

どんよりとした気候だと気持ちにメリハリがつきませんから、体内時計を整えるためにも、朝一定の時間に起きて朝日を目に入れる、ラジオ体操などで体を動かして関節内の圧力を調整する、朝食をとる、カフェインやハーブティなどで覚醒させる、水分摂取と同時に利尿作用のあるコーヒーやお茶を飲む、などですね。

低気圧の時にはやや熱いお風呂に入ると血圧が一時的に上昇⇒その後安定、という刺激が頭蓋内圧をやや上昇させて、気分をすっきりさせてくれると思いますよ。

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岩手県出身、岩手医科大学卒業、放射線科専門医、社会を幸せにする医師としての実績を日々模索し続けている。医師、野菜ソムリエ両者の視点から綴られるメルマガは読めばすぐに役立つ内容で人気を集めている。まぐまぐ大賞2014ライフ部門入賞。

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【著者】 宮田恵 【月額】 初月無料!月額330円(税込) 【発行周期】 毎月 第2土曜日(年末年始を除く) 発行予定

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