目標は論理、目的は感情。ビジネス戦略は右脳と左脳でうまくいく

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仕事をする上において、「目標と目的を明確にする」ことが重要なのは周知の事実ですが、その2つは真逆の概念で作られなければいけないということ、ご存知ですか? 無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは「目標は論理、目的は感情」と明快に言い切ります。

目標はロジック(論理)、目的はエモーション(感情)

ビジネスを効率よく進めるには、目標と目的を明確にする必要がある、というのは多くのビジネスセミナーで解説されています。これを改めて説明する気は無いんですが、最近はこれすら知らない人が多いので、ちょっとだけ書いておきます。

目標とは、ゴールであり、どうなりたいのか? という最終形です。

対して目的は、なぜそうなりたいのか? という理由の事です。

例えば、年収1000万円になるぞ! というのは目標です。この目標を設定しただけで走ると途中で息切れがした時に、踏ん張りというか粘りが出て来ません。なぜかと言うと諦めてしまえば良いからです。

諦められないようにするには、ここに目的という名の理由が必要になります。つまり、なぜ年収1000万円になりたいのか? という理由です。これが強ければ強いほど(例えば、子供を海外に留学させたいとか)、

諦めるわけにはいかないぞ!

という気持ちが立ち上がるから、頑張れるというわけですね。

このふたつ、単語としては似ているようで、親戚のように思えるんですが、実態は真逆の概念で作られているんです。

目標というのはこれはロジックであり、論理なんです。だから数字や理屈で作られているんです。という事は、これは左脳の領域で生み出されるんです。

ところが目的というのは感情なんです。こころの情動であってここに論理的理由は存在しないか、しても極めて個人的要素が強くて他の人にも当てはまるとは言えないのです。従ってこの目的は右脳の領域で生み出されるという事です。

これをもう少し別な概念で説明すると、目標つまり左脳で作るものは、具体的になり、目的つまり右脳で作るものは抽象的になるという事でもあります。

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