では次に、この大米がどんな効果があるのかをみてみましょう。
● 中華中醫網 大米
この中で、米は「五谷之首」、つまり五穀の長であるといえると書かれています。900以上の人体に必要な栄養素のうち64が入っているというのです。自然のマルチビタミン剤ですね。確かに、米には炭水化物がたくさん含まれているので、太る原因にはなり得ます。しかし、これをまったく食べず、さらに野菜もそれほど食べないとしたら、体重が減るのと同時に健康寿命も減りそうです。
米の効能として、サイトの中では四文字熟語がならびます。補中益気、滋陰潤肺、健脾和胃。つまり、胃腸を健康にして、肺を潤し、気をつくるという意味です。
よく、やる気あるとか気力がないというフレーズのなかで、「気」という言葉を使いますね。中医学の中で「気」とは、体を動かすためのエネルギーであると考えます。食べることと呼吸することによって、体の中で気が作られます。
胃腸を健康にすることで、気の生成と水分の吸収をスムーズに行います。その結果、肺に十分な水分が届きます。肺が潤うというのは意味がわかりにくいと思いますが、とにかく潤っているときの肺は120%の力を発揮すると思っていてください。つまり、ごはんは気をつくるための最高の食べ物であるといえるのです。ゴールデンウィーク疲れでだるくて仕方ないときこそ、お米を食べまくるべきなのです。
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ベジタブル&フルーツアドバイザーであり、薬膳に関する資格も取得に向け勉強中という筆者が、世界の食材や食習慣を「栄養」「中医学」「英語」という3つの面から紹介する、一石三鳥のメルマガ。
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