「記念日にうるさい女」と「記念日を忘れる男」の違いは脳構造にあった

 

●女性は、脳の中の記憶に関する働きをしている「海馬」が男性より大きく、さらに「感情」を記憶する「扁桃体」という部位が発達しているので、「記念日」を忘れることができない脳構造になっています。(詳しくはメルマガ第5号で紹介しています)

●この脳構造のおかげで、自分にとって印象に残った出来事、例えば出会ったときのこと、プロポーズ、結婚式、出産、また、そのエピソードや印象的なこと、また浮気、死別などの悔しい、悲しい感情などは、しっかりと記憶されてしまいます。

●特に出産は体の痛みも伴うし、さまざまな感情が刺激されるので、忘れようにも忘れられない「記憶」になります。男性よりはるかに臨場感をもって強烈に記憶されていくので、子どもの「誕生日」はもとより、自分も夫(彼)の誕生日も大切にするのです。

そしてこの大切な「記憶」を、夫(彼)とはどうしても共有したいと思ってしまいます。ここがどうしても押しつけがましく思えるところですね。

さらに生理的な理由もあります。女性には自分が望む望まないにかかわらず、体に大きな変化がある「変化する性」です。

●生理が始まる
●子どもを生む
●生理が終わる

否が応でも、実感として自分の身体と向き合わざるを得ないのです。このため「自分の身体の時間」に対して、とても敏感です。いずれ自分は年をとり、子どもは大きくなり自分から離れていく……このことを、男性より実感として感じられ、一瞬一瞬の時間がとても大切に感じられるのです。そのため、

 「○歳になったから、こうしよう、ああしよう」
 「○周年だから、これからは、こうありたい」

などと「時」「時間」に区切りをつけていこうと思うのです。つまり「記念日」には、「限りある自分の身体、時を大切にする」という深い意味合いもあるのです。この自分の「身体、時を大切にしてもらう」ということが、しいては自分を大切にしてもらっているという愛の感情ともつながっていくのです。男性に、この辺りの女性の切実な事情をくんでいただけると、とても嬉しいです。

>>次ページ 男性が記念日を忘れる理由とは?

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