なぜ、男性は「記念日」を忘れるのか
ひと言で言うと、「あまり大切とは思えないから」というのが正直なところでしょうが、男性は何か利益や価値が見いだせないと、積極的に行動にうつせないという性質があるようです。
さらに、男性は「変化しない性」です。女性のように身体に大きな変化はなく、自分の身体に対する変化については女性より鈍感です。そのため時間感覚も年をとる感覚も、女性より敏感でなく、時の流れに区切りをつけるという感覚はあまりありません。その上、日々仕事に没頭しているので、変化を楽しむ気力もあまり残ってはいません。
加えて男性の場合、自分の誕生日を忘れられても、悲しみや寂しさを感じることはほとんどないし、自分の誕生日を忘れてしまっていることさえあります。ですから、女性が誕生日を忘れられて「悲しい、寂しい」という気持ちを感じていることが、実感としてわからないということもあります。
また、これもメルマガ第5号で紹介しましたが、男性は
●左右のそれぞれどちらかの脳を使うことが多いので、1つのことに集中しやすく、例えば、仕事に熱中していると「記念日」の約束など忘れて、どうしても仕事優先モードになり、個人的なことは後回しにする傾向があります。
まだまだ、日本では、個人的な事情を言えない雰囲気が残っているようですしね。
男性だって「記念日」を忘れているわけではないのですが、何かが起これば、そちらの方に気を取られ忘れてしまう、なんてことも多いのです。ですから女性の方は、
●「記念日」を忘れた=愛がない、
●祝ってくれない=愛のかけらもない
とは、すぐに結びつけない方がいいでしょう。妻(彼女)を路頭に迷わせないために、仕事の方を大切にしているのかもしれませんから、ね。
あ、もちろん、「うちの主人、彼(妻、彼女)は、今日の話と違うよ~」という方もおられると思います。そういう方はとてもラッキーな方なので、日々感謝を忘れないようにしてくださいね。そして、それに甘えないように、ときに大いに、大いにねぎらってあげてくださいね。
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『そうだったのか! この違いがわかれば、きっと許せる「男女の違い105」』 より一部抜粋
男女の違いを、様々な年代層への取材などを通じて自ら検証。「105の違い」にまとめました。「105もあるのぉ?」大丈夫です! むずかしいことは書いておりませんし、事例も身近で、読めばきっと、「そうそう」と頷かれることばかりだと思います。楽しみながら読んで、ちょっと実行して……みてくださいね。
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