仕事が速い人は時間を生むものを買い、遅い人は時間を消費するものを買う
仕事が速い人は、時間を生み出すものにお金を使う。
たとえば家事の時間を節約するために、ロボット掃除機や全自動食器洗い乾燥機を買う。
移動の時間を節約するために、タクシーに乗ったり遠隔会議システムを導入する。
それで自分の時間を作り出し、やりたいこと、やるべきことをする。
そして考えたことはあるだろうか。いつからか、私たちの多くは、暇つぶしのためにお金を使う傾向が強くなっているということを。
映画やテレビを観る、ゲームをしたり漫画を読んだり、電車の中ではスマホでニュースを見るのも暇つぶし。
しかしそれらの暇つぶしには、当然お金がかかる。
スマホのゲームやニュースは無料だと言っても、高額な通信費がかかっている。
そして仕事が遅い人は、こうした暇つぶしのための支出が大好きだ。
なぜそう言えるかというと、暇つぶしをするということは、自分の時間で何をすべきか、何をしたいかという人生の方向性や戦略がないからだ。
やりたいこと、やるべきことが明確であれば、暇つぶしをしている暇なんてない。何かにそれは当然、仕事にも反映される。
デートや旅行といった、大切な人と同じ時間と空間を共有するという目的がある場合はともかく、私たちは時間とお金の両方を失うように仕向けられているかもしれない、ということに、もう少し敏感になっておきたい。