いつも仕事が遅すぎる人には「6つの共通点」がある

 

仕事が速い人はデジタルとアナログを使い分けるが、遅い人はデジタルにこだわる

デジタルガジェットで武装している人で、仕事が「デキる」つまり「稼げる」という人にお目にかかったことはない。

なぜそうなるかというと、「ツール」ありきで自分の動き方を決めているからだ。

仕事が速い人は、「この作業はどうすれば楽に速くなるか」を考え、そのソリューションにつながるツールを探し選ぶ。

しかし仕事が遅い人は、新しいツールが出たら「このツールは自分のどのシーンに使えるか」という発想をする。

もちろん、それが必ずしも良くないということではないが、無理やりツールに合わせようとしがちなので、様々な無駄を生むことになる。

たとえばかつて話題になったとおり、家電量販店に行って「インターネットください」という客がいたり、パソコンを持っていないのにウインドウズ95のディスクだけを買ったり、タブレット端末を買ったものの結局ゲームにしか使わなかったりということが起こる。

仕事が速い人の発想は、似ているようでちょっと違う。

自分の日々の活動やタスクに対して、「これ面倒だな」「これもっと簡単にならないかな」「これ自動化できないかな」という問題意識をつねに持っている。

現時点のテクノロジーでは解決できない課題だとしても、問題意識を持っているからこそ、新しいツールが出たとき「これを使えば解決できる!」とソリューションに結びつくのだ。

つまりデジタルが必ずしも業務を効率化させるということではなく、効率化につながる部分だけにデジタルを適用させるから、結果として効率化につながるということ。

以前、ITベンダーが「ペーパーレス」をコンセプトに企業のIT化を売り込んだが、現実には紙が増えてしまったようなものだ。

そして実際、私の周りの起業家でも、億の年収を稼いでいながらガラケーの人がいるし、タブレット端末も持っていない人のほうが圧倒的に多い。

私自身も、スマホは9,800円のロースペック品だし、スケジュールは紙の手帳を使っていて、クラウドサービスは一切使っていない

最新スマホを持っても売上が上がるわけではない。

手帳は紙のほうが一覧性があり、書き込みや消し込みも一瞬でできる。

クラウドサービスは電波につながらないと使えないし、ログインやダウンロード・アップロードに時間がかかる。

結局それらを使っても、自分のパフォーマンスや成果に影響を与えないし、むしろそれらツールをいじっている時間の分だけ無駄になるからだ。

一方で、たとえば3人以上とアポイントを取るには、メールや電話では煩雑で、なかなか調整がつかない。

そこでツールを探す。そして「幹事君」というウェブツールを使えば、複数人での打ち合わせや飲み会のセッティングが極めて楽に簡単にできることがわかる。

要はツールありきではなく、自分の動きを最適にする方法は何かを考えたときにツールを適用するという発想に転換することだ。でなければ、儲かるのは供給者だけということになる。

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