【書評】世界中の一流人が100年以上支持し続ける、人生の質を上げる本

 

さっそく、そのエッセンスを見ていきましょう。

人生にさらに多くを求めるのは常に、人生をすでに味わっている人たちである

あなたのエンジンを日常の仕事に使う前に(あとではない!)、まずそれ以外の何かに使うのだ

早起きが睡眠不足を招くとは、私には思われない。睡眠というのはある程度は習慣の問題であり、怠惰な生き方のほうにこそ問題があるからだ

時間があれば金は稼げるが、金があっても時間は買えない

「時間が与えられている」ということは、実のところ毎日奇跡が起こっているようなものであり、よく考えてみれば、まったく驚くべきことなのである

朝、目覚める。すると、不思議なことに、あなたの財布にはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている

誰もあなたから時間を取り上げることはできないし、盗むこともできない

明日の時間を、今、浪費することもできない。なぜなら、それは「明日のあなたのためにとっておかれている」からだ

人々がとりつかれている時間に対する思いを分析してみると、それは主に焦り、期待、願望、欲求のようなものであることがわかる。これが原因で人々は絶えず不快な思いをしているのだ。というのは、そのおかげで、せっかくの楽しみも興ざめになってしまうからである

「職業としての仕事以外に何かをやりたい」という欲求は、ある程度、精神的に成熟した人たちに共通する。この欲求を満たすべく努力しないと、「何かを始めたいのに始めていない」という焦りの感情が生じ、いつまでたっても心の平安が得られない

失敗者の多くは、あまりに多くのことを企てすぎて失敗したのだ

充実した完全な1日を送りたいと思ったら、頭の中で、1日の中にもうひとつ別の1日を設けるようにしなければならない

自分の行動が自分の生活信条と一致していない人生というのは、無意味な人生だ

本書を読み終えた後、自分はなんと有意義な時間の使い方をしているのかと、幸福な気持ちになりました。そして、自分の人生にはもっともっと可能性があることにも気づかされました。

時間を意識することで、「焦らせる」本は山ほどありますが、本書ほど読者を満ち足りた気持ちにしてくれる本も珍しいと思います。ぜひ、だまされたと思って読んでみてください。

image by: Shutterstock

 

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著者はAmazon.co.jp立ち上げに参画した元バイヤー。現在でも、多数のメディアで連載を抱える土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介する無料メルマガ。毎日発行。
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