ヘルシンキ大学との画期的なコラボにも意欲 脳卒中患者への貢献となるか
また、ノキアテクノロジーズはヘルシンキ大学病院、ヘルシンキ大学とも脳卒中の回復プログラムについて共同開発を進めていると、MedCityNewsの記事で報じられています。
同社の話によると、ヘルシンキ大学の医学部と共同で、外来患者のケアと臨床試験が目的のコラボレーションをするとのこと。
さらに、遠隔地から患者を監視することが可能なソリューションを発売する予定とのことです。
また、同社のCEOであるHutchings氏は、ヘルシンキ大学病院のパイロットプログラム(実験的な試験)はノキアテクノロジーズの有効性を評価するだろうと述べています。
同紙のメールでの質問にHutchings氏はこう答えています。
「ノキアの製品とサービスをHUS(ヘルシンキ大学病院)プロジェクトの期間に紹介したいと考えているんだ」
本コラボレーションの意図としては、HUSの臨床医と患者からの意見や情報を獲得し、遠隔地からの監視ソリューションの質と有効性を改善するためだそうです。
また、神経学の面においても本ソリューションの実現性を発展、または査定することに役立つと加えました。
脳卒中患者のケアに対する強い代表商品となりそうです。
また、国内だけに留まらず、今後はアメリカを含めグローバルにこの臨床試験を実施していく予定だそうです。
フィンランドの一流企業と一流大学のケミストリーによって、今後の医療テクノロジーに「デジタル」の側面を加え、さらなる進展を見せてくれることを期待したいですね。
image by: Joe Ravi / Shutterstock.com
source by: Techcrunch, PhoneArena, Withings Go, Activité, Youtube, MedCityNews
文 / 臼井史佳