日米同盟縮小論
第3は日米同盟の縮小論あるいは弱体化論である。
(同上 p12)
これは要するに、アメリカが弱体化するのに比例して、日米同盟も縮小していくということ。例として、
- オバマは2011年、10年で国防費を7,500億ドル削減する方針を打ち出した。
- アメリカ政府は06年、沖縄駐在海兵隊の9,000人を日本国外に移転させることを決めた。
古森先生は、アメリカが、エジプト、サウジアラビア、イスラエルなどに冷淡になっているので、不信が強まっているとしています。
以上「3種類の日米同盟見直し論」がアメリカにはあることから古森先生は、トランプ発言について、「当初の印象とは異なり、短絡的でも無知でもない発言」とコメントされています。さらに日米同盟の未来について、「中長期的に見て、米軍が日本から引き揚げる日が来てもおかしくない」と断言されています。