米国民もウワサする日米同盟「不平等論」。もう平和憲法は幻想か?

 

日米同盟不平等論

第2は日米間の不平等、不公正を衝く同盟批判である。この批判は超党派で広範にわたり、水面下で流れてきた。
(同上 p12)

例として、

  • 91年1月の湾岸戦争時、30か国がイラク攻撃に参加した。しかし、日本は金だけ出して動かなかったので、「小切手外交」と批判された。
  • 97年6月、アメリカ最大手の外交研究機関「外交問題評議会」は、日米同盟には「危険な崩壊要因」がひそむと指摘した。そして、「同盟をより対等で正常な方向へ」と促した。
  • 2001年1月、ベーカー駐日大使は、日米同盟の強化には「双務性が必要」と強調した。
  • 2001年9月、日本は「9.11」後、「国際テロとの闘争に協力しない」と非難された。

2番目の「日米同盟は不平等論そのとおりですね。日本には、「平和憲法は世界で尊敬されている」と思っている人がたくさんいます。確かに、一般庶民で勘違いして、「日本の平和憲法はえらい!」という人はいます。しかし、もっと詳細を知っているインテリの人たちは、「日本はずるいよねという意見が多いです。

なぜ? 日米同盟は、「日本が攻撃されたら、アメリカは日本を守らなければならない」。しかし、「アメリカが攻撃されたら日本はアメリカを絶対決して守らない」。これ、常識的に考えたら、かなり「ずるい」でしょう??? もちろん、もともとアメリカが、「日本が二度と反抗できないように」という意図でそうしたのですが…。

しかし、戦後70年もたったのですから、日本も変わるべきです。安倍総理は、「片務的な日米同盟を双務的にしようとしています

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