「歳を取ると筋肉痛が遅れる」は都市伝説だった。科学者が根拠を解説

 

年齢による差異というのも無く、同じ運動だとほぼ年齢差無く筋肉痛が生じることが分かっています。しかし実際に日数差があるように思えるのは、筋肉痛には急性の物と2、3日~数日後に起きる遅発性のものがあり、若い人は体が若いため、マラソンや長時間の運動などによる急性の筋肉痛が起きやすく、歳を取ると運動不足から筋肉量が衰え、激しい運動自体をしなくなり、遠出や長距離の移動などの緩い運動を長時間行った後に出る遅発性筋肉痛が出やすいというだけのカラクリです。

故に筋肉痛が遅く出る…ように感じると言うことは衰えの証です。運動は健康維持には大事なのです。

image by: Shutterstock

 

アリエナイ科学メルマ
著者/くられ
シリーズ15万部以上の不謹慎理系書「アリエナイ理科ノ教科書」著者。別名義で「本当にコワい? 食べものの正体」「薬局で買うべき薬、買ってはいけない薬 」などを上梓。学術誌から成人誌面という極めて広い媒体で連載多数。
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