基本的に学校は、警察、法務局、新聞、テレビなどのマスコミといった外部に知られることをとても恐れます。いじめ解決の交渉にこの点を利用することも悪いことではありません。例えば「そんなに学校が何もしてくださらないなら、私たちは警察に行くしかありません。そこまでしないと解決していただけないのでしょうか」と話してみても良いと思います。膠着状態に陥っていたいじめが、こちらの覚悟を学校側に示すことによって、学校が本気で取り組み解決したという事例は枚挙にいとまがありません。
それでも解決の方向に向かわない場合には、黙って警察に被害届を出す、あるいは提訴する、さらには記者会見をするという手段を講ずることも必要だと思います。
いじめについて相談したらすぐ解決してくれる学校であれば、何もここまでする必要はありません。しかし、報道されたような事例もあります。保護者としては、「学校に本気になってもらう」ということを念頭に、いじめ解決の交渉にあたる必要があります。
いじめられているお子さんについて、「中学生として普通の生活を送らせてあげたいのです」と言ったお母さんがいました。私たちは、このような保護者の方々の願いを叶えたいと心からと思っております。お子さんのいじめについて、どんな些細なことでも、ご遠慮なくご相談ください。
いじめから子供を守ろう ネットワーク
井澤・松井
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『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』
「いじめ」と学校の「いじめ隠ぺい」から、子供たちを救うための、父母によるネットワークです。いじめの実態やいじめ発見法、いじめ撃退法、学校との交渉法、いじめ相談などを掲載します。
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