自分にとっていいものはいい。周りの意見などどうでもいい。
損得勘定抜きでの価値判断がなければ物事の本質を捉えることはできませんし、必要なことに対してお金を払うときも消費感覚でしかいられません。損をしないように、元を取らないと…なんて考えているようでは、成長や発展など期待できないということです。
たとえば、広告、教育、備品などの経費を支払うとき、いかに損をしないようにするか? ばかり気になったりするといわゆる生き金になりませんから費用対効果も期待できませんし、自社、自己の都合ばかりなので、仕事を他社に依頼しても納期が遅れたり、クオリティが低かったりという問題が起きたりします。またそれが原因で取引先との溝ができることもあります。
そして、何より自分自身がどんどんとちっぽけで器の小さな人間になります。
必要なお金を使う時、あるいは仕事を発注するときは、「このお金を支払う機会を得ただけでも十分価値がある」なんて風に、ドンと構えておきたいものです。それくらいのほうが、発注先の相手も気持ちよく仕事をしてくれるしクオリティが下がることもありません。納期に遅れることもありません。よって、取引先とも良好な関係が継続して互いに成長していくことが出来ます。さらには、自分自身の視野や思考の幅を狭めないことや、行動力の低下を防ぐことにも繋がってきます。つまり、両者(両社)にとって、とてもプラスなのです。
いうなれば、お金を支払うという行為や仕事を発注したり依頼するという行為は、相手との関係をより深めたり、互いに成長していく為のコミュニケーションの一つであると同時に、自分自身の行動力低下を防ぎ、思考、視野の幅を拡げるきっかけでもあるのです。そして、これは損得勘定では、決して得ることのできない貴重な機会なのです。
発注、依頼、支払い時には特に損得勘定にならないよう十分気をつけましょう。値切ることばかり考えるのはやめましょう。
■今日のまとめ
『損得勘定抜きで価値判断する。』
- 損得抜きで考え行動するために必要な価値判断を確立するには日頃からどのような意識や注意が必要か?考えノートに書く。
- 協力会社や発注先に気持ちよく仕事をしてもらうために出来ることはなにか?考えノートにまとめる。
- 上記2点を実践する。









