【書評】世界を制した「数独」の知られざる誕生ストーリー

 

出典は、最近読んだこの本です。世界的ヒットの「数独」を生んだニコリ鍛治社長の著作。読者を巻き込んでいく流れを作るヒントが満載です。

suudoku

数独はなぜ世界でヒットしたか』 鍛治真起氏・著

ユーザーが参加してくれる企画は、強いです。
「来場者」としての参加ではなくて、「運営」や「コンテンツ」としての参加です。その企画の強さをインターネットが発揮して、ユーザーがどんどん投稿することで大きくなっていくメディアが続出しました。

これまで一方的に見せられていたテレビの時代から、ユーザーが自分で作って続々と投稿して、ユーザーが中身を作る時代になっていったのです。料理のレシピ本を買うという出版の時代から、ユーザーが自分でレシピを続々と公開してユーザーが中身を作る時代になったんですね。

ファンが自発的に盛り上げてくれるようになって初めて、「ファンを巻き込む」という流れが生まれます。
お客様に何かを提供するのを考えるのもいいですが、お客様がお客様に対して何かを提供したい、という気持ちをつかむと、強い企画が生まれます。

御社は、そのような企画をどんな形で生み出すでしょうか。

【今日の発想源実践】(実践期限:1日間)
 ・お客様(ユーザー)が他のお客様に対して何か価値を提供する、という場を作るとしたら、自社であればどのような企画が考えられるか。ノートにまとめる。

 image by:Shutterstock

 

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