抱きしめられずに育った子供は自己肯定感も他者信頼感も低くなる

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「気がついたら朝から晩まで怒鳴りっぱなしで1日が終わってしまった…」。お子さんをお持ちの方なら一度はそんな経験があるのではないでしょうか。特に小学校低学年くらいの子どもは、落ち着きがなく、ケンカや遊びで生傷が絶えないものですよね。無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』では、やんちゃな子どもに悩む母親に、ある養護教諭が語った「驚くほど効果的なスキンシップ法」が紹介されています。

そんなの叱ったってムダ。そういうときはスキンシップ

あるママさんに聞いた話です。1年生の三男が落ち着きがないのでいつも叱っていたそうです。

そんなある日、自分の小学校の同級会があって、その席で子育ての話で盛り上がりました。そのママさんも大いに日ごろの愚痴をこぼし、とくに三男のことをしゃべりまくりました。すると、それを聞いていたある同級生が言いました。

そんなの叱ったってムダよそういうときはスキンシップよ。いい子いい子してあげたら? 頭をナデナデ、チュッとキスして、それからハグハグ、優しく抱きしめて、ほっぺたをスリスリ」

実は、その同級生は小学校の養護教諭だそうで、その後もスキンシップの効用をひとしきり語ってくれたそうです。ママさんは、「なるほど」と思いつつも半信半疑だったそうです。でも、毎日たくさんの子どもたちに接している養護教諭の話ですから、「試しにやってみよう」という気になりました。

次の日は日曜日で、朝から3人の息子たちがそれぞれやりたい放題です。とくに三男はたびたびお兄ちゃんたちとのけんかを引き起こしました。それで、ママさんはぷつんと切れそうになったのですが、そのとき昨日の話を思い出しました。叱る代わりに三男を抱きしめほっぺとほっぺをスリスリしました。そして、しばらくそのままの状態をキープしてから、放してあげました。

すると、三男は不思議そうに首を傾げながらもニコニコして遊びに戻りました。その後は妙に落ち着いて丸1日けんかもなく過ごしたそうです。

ママさんはその効果に驚き、それからは叱ることを極力やめて、子どもたちとのスキンシップを心がけるようになりました。すると、家の中が以前とまったく違う雰囲気になってきたそうです。

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