媚びは売るな。上司が思わずエコヒイキしたくなる部下の特徴

 

別に嫌いになるわけじゃない? そう考える人はこういうことをやっちゃうんです。正確に言えば、そこで思考が止まっているからこれは良い行為なのだと考えてしまうんです。

もうちょっと先に思考軸を伸ばしてみましょう。たとえばこういう人に対して、「あなたは尊敬の念を抱きますか?」という質問をしたらどうですか? 媚び媚びして来たり、ゴマをすったり、阿ったりする人があなたに近づいて来たら、憎からず思うかも知れませんが、その人をこころから尊敬しようという気分にはならないと思うんですよ。どちらかというと、「こいつはそこまでしてオレの歓心を買いたいのか?」と逆に疑心暗鬼というかどんな下心があるんだろうと思ってしまいますよね。

それと同じことを相手もあなたに感じるんです、あなたが媚び媚びしたら。

本来のエコヒイキというのは、これとは全く違う感情で、上司である相手があなたにリスペクトの念を抱くことから始まるんです。

  • オマエ、それスゴいねぇ
  • え? そこまでやるのか、参ったなぁ
  • ホントに良く気が利くねぇ
  • あ、それは気付かなかった、助かったよ

こういう感情ってエコヒイキの切っ掛けになるんですけど、これって媚び媚びとかゴマを擂るとは全然違いますよね。この時に相手つまり上司はあなたに対して、自分では出来なかった自分よりも優れた何かを見出したのです。それがリスペクトなのです。

エコヒイキをされたければ、相手にこの感情を持ってもらう必要があるんです。そしてそれには媚びを売ったり、お追従をしたり、相手の意見に阿る必要などありません。むしろそういう行為は逆効果で、相手をシラケさせますし、やり過ぎると相手にバカにされますから。

「コイツはそこまでしてオレに気に入られたいのね」と思われたら、あとは面倒な仕事を押しつけられるのが関の山で、決して相手に一目置かれたり、リスペクトされたりすることはありませんから。つまり、この路線の延長線上に、エコヒイキされることなどないのですよ。

この違いはチャンと理解してくださいね。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 佐藤しょ~おん 【発行周期】 平日刊

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