その日の私にとっては、とてもストレスなく自由に過ごせる接客で、買う気のなかった買い物をすることになったのです。これも一つのやり方だと思います。私はこの接客を受けてから、会話を諦めて、お客様のサポート役に徹するという方法を学んだ気がします。
販売をしようとすればするほど、いかにお客様に関わろうかという思考になりがちです。しかし、必ずしもそれがお客様のためになるとは限りません。会話を求めていないお客様、販売員との接点が多すぎるのを嫌うお客様もたくさんいます。それでも何かしらの理由があって、お店には来てくれるんです。
会話が少なくても、お客様は満足してくれる。心を開いてくれなくても、お客様のお手伝いはできる。そこに気づけるかどうかです。
会話を求めないお客様に対して、どんな対応をすることが求められているのか。ストレスを感じさせず、かつ買いたいと思ってもらえるようなもてなしとはどんなものなのか? お店のみんなで考えてみたいですね。
今日のおさらいです。
- 会話を求めないお客様でも、満足につながるものはあると知る。
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