もし「日中同盟」を結んだら日本の未来はどうなってしまうのか?

 

大切なのは関係の秩序

しかし、私は、「中国とはいい関係を築いた方がいい」と思います。大切なのは秩序です。日本とアメリカは、「同盟関係」にある。だから、日米関係を第1に考えるのが当然なのです。日米関係を第1にしたうえで、中国と仲良くするのは、一向にかまいませんし、むしろそうすべきです。

安倍総理はそうされていますね。総理は、オバマさんともトランプさんとも仲がいい。しかも、ロシアのプーチンとも仲がいい。米ロ関係が最悪であるにもかかわらず、日米関係日ロ関係はとても良好なのです。

これは、「二股外交」ではありません。総理は「アメリカを軸にして、ロシアとも仲良くしている」。だから、ロシアと仲良くしてもアメリカとの関係は揺るぎません。同じように、「アメリカを軸にして中国と仲良くする」のは、OKですね。そして、総理は、そのようにされています。

皆さん思い出していただきたいのですが、日中関係を最悪にしたのは民主党の野田さんです。安倍さんになってから、徐々に改善している。これは、誰がどう考えても否定できない事実です。

image by: 首相官邸

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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