高校受験で人生が決まる、超学歴社会・台湾の知られざる受験事情

 

小学校は、日本と同様に私立と公立という選択肢があり、お金持ちは私立に行くという風潮がありますが、私立のほうが頭がいいとか、公立のほうが勉強が遅れているということはあまりないようです。私立小学校への進学の主な目的は、私立に行かせる経済力があるということを親が周囲に誇示するためではないかと思われます。子供たちはというと、もちろん学校の後は塾です。

子供の進路を大きく左右するのは、中学受験よりも高校受験ではないでしょうか。文部科学省のページを一部以下に引用します。このデータは2004年のもので少し古いものですが、過去の話なので問題ないでしょう。

「台湾の学校教育制度は、国民中学卒業後、普通教育(高級中学)と職業教育(高級職業教育)に分かれている。天然資源に乏しい台湾では、教育によって人的資源を拡充することの必要性が常に強く意識されており、職業教育が重視されてきた。
 1971年以降、高級職業学校の学生数は高級中学の学生数を上回り続け、前者がピークに達した1994年には二倍以上の開きがあった(高級職業学校の学生数52万3,982人に対し、高級中学の学生数24万5,688人)。
 近年、高級中学の学校数・学生数が増え続ける一方、高級職業学校の学校数・学生数が減少したため、2002年度に両者の学生数は逆転したが、2004年度現在、32万6,159人の学生が高級職業学校に就学している。」

つまり、かつては中学卒業したら手に職をつけることができる高校専門学校を選ぶ人が多かったということです。ちなみに台湾の義務教育は、日本と同じ小学校6年間と中学3年間の9年間ですから、高校からは選択肢が広がるわけです。

上記のデータは2004年のもので、その当時はまだ高校専門学校へ進学する率が32万6千万人もいたようですが、今はほとんどが高校専門学校への進学は希望しません。高級中学(日本の高校にあたる)へ進学して、大学へ行くというのが主なパターンです。

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