実は損してない?「宿直」と「夜勤」は全く別物で賃金も全然違う

shinmai20171221
 

従業員に「宿直」勤務を課している企業も多く見受けられますが、その宿直、厳密には「夜勤」となり支払うべき賃金も違ってくる可能性があります。今回の無料メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』では、「宿直と夜勤の違い」をテーマに、実は全く異なる勤務体系と賃金、企業側がしなければならない労働局への申請などについて詳しく解説しています。

宿直と夜勤の違い

最近は、所長や深田グループリーダーのお供で就業規則の打合せに同行させていただくことが多くなっている。今回は、深田リーダーが席をはずしている間に「宿直手当と夜勤手当の違いは何?」と質問された俺は、たじたじ…。上手く答えられな~い! 助けてくれ~。全く出番ナシ状態でした…(-_-)/~~~ピシー! ピシー!


深田GL 「賃金台帳を拝見していると、宿直手当とありますが、これはどんな手当なんですか」

K社社長 「宿直した場合の手当ですよ」

深田GL 「その宿直は何時~何時ですか?

K社社長 「夕方の17時~朝の9時までです」

深田GL 「休憩は何時間で、いつからいつですか?」

K社社長 「休憩は、夕食時間として、20時から1時間夜中の3時から1時間です」

深田GL 「拘束時間は、16時間、休憩が2時間で14時間は、お仕事されているんですね? 労働局に許可申請はしていますか? 宿直というより夜勤ではないでしょうか」

K社社長 「労働局に申請? そんなことはしていないよ。宿直と夜勤ってどう違うの? 多少は仮眠してもらってもいいんだけど、休憩はどういう風にとってもらうのが良いんだろう。教えてもらえませんか?」

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