なぜ日本には街のいたるところに自動販売機があるのだろうか?

 

日本ではいたるところで見かける自動販売機。かつては便利さをウリにしていましたが、最近はその活用法が変化してきていると、無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者で繁盛戦略コンサルタント佐藤きよあきさんは指摘します。果たして、どんな方向に向かい突き進んでいるのでしょうか。

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外国人が日本に来て、驚くことのひとつ。それは、どこにでもある自動販売機です。どこにいても、飲み物を買うことができます。いつでもアルコールが手に入ります。街中の、しかも道端に自販機がたくさん並んでいる国は他にありません。その便利さに感嘆します。

もちろん、海外にも自販機はありますが、道端ではなく、商業施設や建物の中にあります。なぜ日本では、街中いたるところに自販機があるのでしょうか。消費者の利便性を考えてのことでしょうか。

確かに昔はそうでした。早朝や深夜など、店の開いていない時間帯でも、“必要なものが買えるようにしたのです。電器店の横には、乾電池の自販機がありました。幹線道路沿いには、カップラーメン・うどん・そばの自販機。薬局の横には、コンドーム。書店の横には、エロ本。いまでは見かけなくなりましたが、必要とされていた自販機です。

24時間営業の店が増えてくると、“必要性で置かれていた自販機は不要となります。しかし、自販機はいまも増え続けています。道端に少しでも隙間があると、すぐに自販機が占拠します。

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