また、相談窓口担当者が絶対にしてはいけないNG対応があります。
- 相談者の話を否定したり、相談者に説教してしまう
- 相談者の話を最後まで聴かず、途中で話の腰を折る
- 他者に相談内容を漏らしてしまう
- 相談者を食事や飲酒に誘う
- 相談に対して、まったく対応しない
※ 横浜市役所事件:相談窓口が適切に対応しなかったこと(不作為)を、職務上の義務違反に当たると認定し、損害賠償請求を認めた判決。
また、相談担当者向けのマニュアルの整備や継続した教育・学習が必要です。座学だけでなく、ロールプレイなどで、相談現場を体験しておくことも重要です。また、傾聴の技術は必須となりますので、身につけておく必要があります。
従業員の中には、すぐにハラスメントと騒ぎ立てる人が最近増えています。相談窓口担当者は、それが本当にハラスメントに該当するのか、それとも従業員の思い過ごしや過剰反応なのかをしっかり判断する必要があります。そのためにも、相談窓口担当者の教育は重要になってきています。
以上を踏まえて、あらためてお聞きします。
「御社では、マタハラ防止措置をきちんと実施していますか?」
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