こういう保険は、今までなかったものです。このトンチン年金は、もともと17世紀のイタリアで、ロレンツォ・トンティという人が考案したものです。欧米では、以前からかなり一般的な年金でした。しかし、日本ではこれまで販売されていませんでした。が、最近、日本でもこのトンチン年金が相次いで発売されたのです。
が、日本で発売されているトンチン年金は、「受給前に死亡したら保証なし」というような形まではとらずに、受給前に死亡してもある程度は保証されるものとなっています。そのため受給額は、そこまで大きくはなりません。
筆者としては、「受給前に死亡したら保証なし」でいいから、長生きしたときに、しっかりもらえる本当の「トンチン年金」を早くつくってもらいたいものです。
もしトンチン年金に興味のある方は、保険会社に問い合わせてください。日本生命などで、売り出されているはずです。ちなみに、『やってはいけない老後対策』という新書を小学館から出しています。
『やってはいけない老後対策』
大村大次郎 著/小学館
トンチン年金やほかのいろんな老後資金の対策方法を紹介していますので、よかったら手に取てみてください(最後に宣伝ごめんなさい…)。
image by: shutterstock.com
※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』2018年7月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー
※すべて無料の定期購読手続きを完了後、各月バックナンバーをお求めください。
2018年6月分
- “横目”は合法か?/“億り人”の真実(2018/6/1)
- キャリア官僚はどのくらい稼ぐのか?/ビットコインの本当のリスク(2018/6/16)
※1ヶ月分324円(税込)で購入できます。