ネットに負けるハズがない。リアル店舗がまだまだ生き残れる訳

 

ネットショップには出来ないこと

例えば、商品が壊れたり傷んだりしても、ネットショップではうまく修理が出来ません。買った商品のサイズが合わないとき、その返品交換手続きは手間がかかります

また一方、商品の説明を受けた「リアル店舗」でスポーツ教室やイベントが企画されたとしても、その案内は届かないでしょう。ネットショップには、そんな企画やサービスを提供するところはありません。つまり、ネットで買ったお客様は、リアル店舗で購入した時のメリットを手に出来ないのです。

やがて、お客様はそのことに気が付きます。そして、丁寧な説明をしてくれたお店のことを思い出すのです。すると、あなたのお店に戻ってきてくれます。ですから、少しも心配することはありません。

要するに、ネット販売では、お客様とお店が「心」でつながることはないのです。リアル店舗は、まさに人間対人間の世界です。ですから、経営者の人間力が問われます。当然、そこで働くスタッフの人間力にも影響を与えます。優れた経営者の下では、スタッフも優れた人間になっていくことでしょう。それが、組織というものです。これが、お店の「強み」となって現れます。

先に紹介したお店のように。そうしたお店とつながったお客様は幸せです。また、おのずと、そのお店は地域を元気にしたり明るくしたり、社会貢献をしてくれます。スポーツ用品を扱いながら、地域貢献ができるのは嬉しいことではないですか。

これはネットショップにはできないことです。ネットショップばかりでなく、大手スポーツチェーンにもできないことかもしれません。最近の世相に流されないで、リアル店舗としての強みを発揮していきましょう。そして、最初に紹介したような「お客様の声」がたくさん届くよう、お客様との「心」をつないでいきましょう。

■今日のツボ■

・リアル店舗には、多くの強みがある
・そして、リアル店舗は人間対人間の世界である
・ネットショップは、お客様と「心」がつながっていない

image by: Shutterstock.com

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ワン・トゥー・ワンコンサルティング代表。スポーツ用品業界での経験と知識を生かし、業界に特化したコンサルティング活動を続ける。
スポーツ用品業界在籍33年の経営コンサルタントが、スポーツショップの業績向上法について熱く語ります。スポーツショップのために書かれた、日本初のメルマガです。ここには、あなたのお店がかかえている問題を解決するヒントがいっぱいです。

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【著者】 梅本泰則 【発行周期】 週刊

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