芝居の下手な役者を「だいこん役者」と呼ぶワケは大根の効能説

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大根が日本に伝わったのは弥生時代、本格的に栽培が広まったのは江戸時代といわれています。江戸近郊では、練馬・三浦・板橋・浦和周辺が特産地として名を馳せ、現在では大根おろしからおでんの具まで、さまざまな形で食卓に並んでいます。無料メルマガ『美容と健康ひとくちメモ』では、そんな大根が兼ね備える食の効能と豆知識について紹介しています。

ゴミゼロ食品です!!

大根に含まれるアミラーゼ、ジアスターゼ、ペルオキシダーゼには、消化を助ける酵素の働きのほかに、有害物質を駆除する効果や発がん性物質の活動抑制効果などもあると言われ、また、辛味成分であるメチルメカプランには、血栓の防止効果や解毒作用があり、生活習慣病の予防やガンの予防効果などがあるそうです。

大根には、カルシウムの吸収を阻害するシュウ酸が含まれていないため、小魚などと一緒に煮物にすると、カルシウムが吸収されやすく、骨粗しょう症に良いそう。

胃腸の働きを整えるジアスターゼという成分は熱や酸化に弱いため、大根おろしは食べる直前にすり、焼き魚に添えると、こげに含まれる発ガン物質を抑える効果も。

また、葉の部分には豊富な栄養素が含まれているので、葉付きのものを買って、しっかりと食べるようにしましょうとのことです。

体にいい役者

芝居のへたな役者のことを「だいこん役者」といいますが、これは、大根を食べても決して食あたりしないことに「当たらない役者」をかけたものなのだそうです。

大根の栄養素としては、豊富なビタミンCだそうですが、分布は平均しておらず、中心部より皮のほうが約2倍も多く含んでるので、なるべく皮はむかずにきれいに洗って皮ごと食べることをおススメだとか。大根には、血液をドロドロにする過剰なタンパク質を分解する働きもあるそう。

ドロドロの血液のままでは、血液をろ過している腎臓の機能が低下し、むくみの原因にもなるので、食べ過ぎ、飲み過ぎが続いて足がむくむという方は大根をうまく料理に活用して、腎臓の負担を軽くしてあげてくださいね。

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