リターンが返って来てから、あれ? なんでこんなものが手に入るんだろうか? としばし沈思黙考し、
● ああ、これはあの時にタネを播いたやつだわ
と気付く。つまりタネを播いたことすら覚えていない、リターンを手にして初めてそれを思い出す、これくらいが実はちょうど良いんです。
早く何か返って来ないかなぁとワクワクしているようじゃ焦りすぎなんですよ。
ましてや返って来ることを要求するなんてのは、お下劣極まりないわけでね。そういう人には飛びっきりちっぽけなリターンで返すというのが神様世界でのお約束になってるわけですよ。
一番効いてくるのが、リターンが何も返って来ていないのに、さらにそこになにがしかの努力を付け加える、何かを与え続けるという行為なんです。
何かをやって気長に待つというのは出来る人がそこそこいるんでしょうが、待つのではなくさらにそこに何かを付け加え続ける、というのはなかなか出来る事じゃありません。
でもそれが返って来るようになると、自分一人では受け取れないくらい巨大になって返って来ますから。
人生ではそれを一度でも体験出来ると、我慢強く、辛抱強く、宇宙の法則に任せて気長にいくらでも与えられる、待ち続けられるようになるんです。
私もそろそろその域に達しつつあるんですけど、こうなると人生は楽しくて仕方がありませんよ。
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