これは特に、クロージングと呼ばれる部分で、重要性を増してきます。いくつかの商品で、決めかねているお客様にとっては、販売員の後押しが必要になることもあります。そういう場面で、「A4サイズも楽に入れられますよ」と一言、お客様が使った言葉を使って背中を押してあげられると、お客様ご自身も納得しやすくなります。
逆に、こういう場面でなかなか決めきれない販売員ほど、
「何でも入るから大丈夫ですよ」
「ある程度まで大きいサイズまで対応しますよ」
と、やたらめったらメリットばかりをお伝えしてしまい、余計にお客様を迷わせてしまいます。
お客様からニーズを引き出すことができたら、その言葉をお借りして、お客様に提案はできているでしょうか? そうすることで、お客様はどんな感じ方をされるかしっかり考えてみると、発する言葉も変わってくるかもしれませんね。
今日の質問です。
- お客様が使った言葉を使うことの良さは何ですか?
- 実際に接客をしている際には、どんな場面で、どのように使えるでしょうか?
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