なぜTVのそばに辞書がある家の子は、ボキャブラリーが豊富なのか

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人工知能で英語が完璧に翻訳できる時代が到来すると、日本語を伝える力、つまり国語力の重要性がますます高まると言われています。今回の無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』では著者で漫画「ドラゴン桜」の指南役としても知られる親野智可等さんが、そんな国語における語彙力の大切さを力説すると同時に、楽しくその力を身に付ける習慣を紹介しています。

「語彙力」が学力の源。日常生活で楽しみながら身につける方法とは

勉強の基本は国語力にあることはこれまで何度も述べてきた。それでは、国語力をどのように身につければいいかといえば、まずは「語彙力の強化が大切だ。言葉を知っているということは、その概念も知っているということであり、その結果として、「読解力」「表現力」「思考力も上がる。語彙力が貧弱では、この3つの力を豊かにすることは不可能である。

それでは、語彙力を強化するにはどうすればいいか。もちろん、読書がとても有効だが、読書については「国語力が学力の基礎」にも書いたので、ここでは触れない。

意外なことに、国語力の「敵」と思われているテレビが語彙を増やすには役に立つ。とはいえ、ダラダラと長時間見るのはいけない。本当に見たい番組を選んで見るのだ。

テレビも役立つ、辞典や図鑑を併用すれば記憶に残る

その中で、例えば、水田耕作の場面を映しながら「いまは代掻き(しろかき)の真っ最中です」というナレーターがあったとする。代掻きといっても大人でさえ知らないかもしれない。これは、水田に水を引き込んで、土をかきおこしならす作業である。

こうして文字で説明しても水田耕作のやりかたを見たことがなければピンと来ないだろうが、テレビはまさに映像で説明してくれる。代掻きを理解するのに、図鑑や国語辞典よりもはるかに役に立つ

もちろん、テレビを漠然と見ているだけではもったいない。親が代掻きって知っている?と聞き国語辞典で調べれば映像とともに子どもの記憶に残る。ぜひ、テレビのそばに辞典を置いて、調べた言葉をカラーマーカーでマーキングしてほしい。マーキングが増えていくことで、子どもは自分が勉強してきた軌跡を実感できる。国語辞典だけでなく、低学年ならば「言葉図鑑」も役に立つ。これは、いろいろな言葉をイラストや写真で説明したもので、子どもには記憶に残りやすい。

優れたテレビ番組は、まとまった情報や語彙を子どもに教えるのにとても役に立つ。その情報量は決して本に劣るものではない。上手にテレビを活用してほしい。

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