資格をとって満足してしまう人が「もったいない」と言われる訳

 

そして、そんな経験以上に大切なことがあります。実績です。要は、その資格を持って経験をしてきた中でどんな実績を作ってきたかということですね。これからの時代、活躍していく人というのは、この実績を作れる人だと思います。

例えば、先ほどのカラーコーディネーターという資格。資格を取って、実際にお客様にコーディネートをする経験をしましたよ、という人がいたとします。ですが、本当に活躍してくれる人は、それ以上に、

  • 私は、1万人のお客様にカラーコーディネートをしました
  • 私のカラーコーディネートを予約してくれているお客様が常に100人以上いました
  • 私のカラーコーディネートが認められて、〇〇で、展示してもらえました

みたいな実績を作り出します。それだけの能力を発揮して、最前線で仕事をしてきた実績を持っているわけです。そういう人は、違う現場に行ったとしても、やっぱり同じように実績を生み出してくれます。簡単に言えば、どんな資格を持っているかはどうでもよくて、「その資格を持って具体的にどんなことをしてきたの?」ということが大事なのです。

もっと言えば、これからは、資格を取ってただ経験を積んできただけでは、足りない時代になっていきます。それよりも、そこからどんなものを生み出して、企業やお店やお客様に貢献してくれるか?それが何より大事なのです。

別に資格を否定したいわけではありません。ただ、なんとなく、「資格があれば便利かなぁ」くらいの感覚で資格を取っても、何の役にも立ちません。資格を取りたいと思うのなら、それを持ってどんなことをするのか?そして、どんな利益を生み出すのか?そこまでイメージして、実際に動いていかないと、通用しない世の中になっているということです。

今日の質問です。

  • 今、取りたいと思っている資格はありますか?
  • その資格を取ったとして、具体的にどんな仕事や利益を生み出しますか?

image by: Shutterstock.com

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【著者】 坂本りゅういち 【発行周期】 日刊

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