一方、日本社会は未だ高度成長期に作られた時代遅れなシステムや慣習(終身雇用制、年功序列、新卒一括採用、天下りなど)が幅を効かせる。このままではITや家電だけでなく、メディア、小売、流通業、自動車産業、医療までもが海外企業に乗っ取られてしまう。
現状のままではピンチなのだ。しかし、日本のお偉いさんたちは知ってか知らずか甘い汁を吸い続けるし、国民もどこか諦観が漂う。これはマズい。
このメルマガを読めば、必ず危機感を抱くだろう。世界の動きに乗り遅れているばかりか、それに具体的に気づく人の少なさに、冷汗が垂れる。
日本はヤバイ。自動車業界というより、社会の仕組みの「時代遅れ」が一番マズいのだ。では、自分は何ができるか。どんな行動を起こすべきか。考えるきっかけとヒントを与えてくれるのがこのメルマガだ。
ビジネスマンとして生き残る側にまわるには
このメルマガでは、他にもこんな情報を得られる。
たとえば、複数人がアクセスするサーバー内のフォルダーが、無数のファイルでごちゃごちゃになる問題。ありがちだ。嫌なほうの仕事あるあるだ。この問題を中島さんは以下のように説いている。
一番簡単なのは、フォルダーごとにオーナーを明確に定め、その人が責任を持って、バージョン管理や不要ものの削除をする、オーナー以外の人が追加や変更をしたい場合のルール作りをする(オーナーにメールで依頼する、更新ファイル専用のサブフォルダを作るなど)のです。
このように、いつもの業務が快適になる仕事術も得られるのだ。また、Microsoftの本社で活躍した経歴から、中島さんは海外で活動することも多い。そのため海外の事情に詳しい。
日本と欧米でのコミュニケーション教育の違いを論じていたり、海外企業の事業展開や世界の有名人のゴシップを報じたり、著名人たちが“自己のブランド”を高めるために行う「パーソナル・ブランディング」という考え方を述べたり、とても幅広い情報を得られる。
これがこのメルマガの大きな特徴だ。そのためホリエモンこと、堀江貴文さんなどの大物ビジネスマンたちも購読している。
ちなみにホリエモンとは「日本ヤバい」という考えでお互いに意気投合した過去がある。後日、「自動運転社会とシンギュラリティ」をテーマに対談することも決まっているそうで、その内容がメルマガに記載されることは確実だろう。
冒頭でも述べたように日本の未来はヤバい。しかしもっとヤバいのは、そのことを知らずに生き続けることだ。世界が変わり続けているのに、何も知らずに自身の生き方を変えないことは、変化に対応できない人生を送ることと同じだ。日本企業と一緒に、ビジネスマンとして淘汰されてしまう可能性がある。
変化に対応するには、まず情報を仕入れること。その選択の1つとなるのが、『週刊 Life is beautiful』だ。あなたはビジネスマンとして、生き残る側と淘汰される側、どちらになるだろう。(文/いのうえゆきひろ)
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