ドコモ「値下げ発言」、株価下落どころかお釣りさえ来た宣伝効果

 

NTTドコモとしては、官邸やNTT持ち株からの圧力に屈して値下げに応じた可能性が高いが、「どうせ、値下げを発表するなら、年末商戦前に明らかにしたほうがいいかも」という考えが働いてもおかしくない。

KDDIは「うちは分離プランのトップランナー。NTTドコモには追随しない」(高橋誠社長)といっており、NTTドコモは「来年、値下げする」と言っている。ひょっとすると、auのユーザーのなかにもNTTドコモに乗り換える人が出てきたりするのではないだろか。

株価はかなり下げてしまったが、NTTドコモの発言は宣伝効果としては十分すぎるぐらいお釣りが来たのではないか。春商戦まで「これから安くなるNTTドコモ」というブランドで戦えるのは、大きなメリットのはずだ。

image by: pisaphotography / Shutterstock.com

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日経トレンディ編集記者として、ケータイやホテル、クルマ、ヒット商品を取材。2003年に独立後、ケータイ業界を中心に執筆活動を行う。日経新聞電子版にて「モバイルの達人」を連載中。日進月歩のケータイの世界だが、このメルマガ一誌に情報はすべて入っている。

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