NTTドコモとしては、官邸やNTT持ち株からの圧力に屈して値下げに応じた可能性が高いが、「どうせ、値下げを発表するなら、年末商戦前に明らかにしたほうがいいかも」という考えが働いてもおかしくない。
KDDIは「うちは分離プランのトップランナー。NTTドコモには追随しない」(高橋誠社長)といっており、NTTドコモは「来年、値下げする」と言っている。ひょっとすると、auのユーザーのなかにもNTTドコモに乗り換える人が出てきたりするのではないだろか。
株価はかなり下げてしまったが、NTTドコモの発言は宣伝効果としては十分すぎるぐらいお釣りが来たのではないか。春商戦まで「これから安くなるNTTドコモ」というブランドで戦えるのは、大きなメリットのはずだ。
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