「頑張ればきっとうまくいく」と思える子供になる親の声のかけ方

 

ついでに添えると、子どもが何も結果を出していなくてもこの働きかけは可能です。例えば、子どもが何かに夢中になっていることを材料に、

「さっきはユウがものすごく集中していたなぁ。あれほど頑張っている様子を見ると、見ているほうもワクワクしてくるなぁ

と言うこともできます(集中している所を邪魔しては悪いので、一段落した時に言いましょう)。

なお、子どもの“得意なこと”は、ずっと一貫して同じものである必要はありません。去年はジャンプだったのが、今年はお絵描きになって、半年後には玄関掃除になっていても、全く問題ありません。むしろ、親の先入観で子どもの得意を固定してしまうことの弊害の方が心配なので、いくらか無節操なくらいでちょうどよいでしょう。こうして、自分の行動で他者の喜び・感動が起こる体験を重ねるほどに、子どもの中には「自己有能感」が育っていくのです。

また、自分に自信が持てていると、不得意なこと・初めてのことにチャレンジする勇気も持ちやすくなるもの。自己有能感を育てることは、子どもが自ら育つことを支える上で、効果的なサポートとなるのです。

あまり子どもに手を掛けようとし過ぎてはいけませんが、ちょっとした心掛けで子どもの自信そして積極性を養える側面があることも事実。子どもと一緒に過ごす1日は、ちょっと気にしておいていただけると嬉しいです。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 パパコーチ くろさわ 【発行周期】 週刊

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