ビジネスの現場で重要な役割を果たす「ふりかえり」。多くの企業が取り入れているこのふりかえりですが、ただ漫然と試みただけでは時間の無駄というものです。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、自身も実践しているという「質の高いふりかえり」をする方法を記しています。
ふりかえりで実感するために
自分自身が成長できているかどうか。これを、自分が理解できているかどうかは、とても重要なことです。自分が成長している部分がどこかがわからないと、いつまでも同じところで止まってしまう可能性がありますし、一向に成長が実感できずに、自信が生まれなくなってしまいます。
ですから、過去の自分と比べて、どこがどう成長をしたかは、必ずあるタイミングでふりかえりをしていかなければいけません。そのタイミングは、ご自身のタイミングで良いと思います。毎年、年が終わる度にふりかえってみるでもいいし、3ヶ月ごととか、1ヶ月ごととか、細かく刻んでいくのも良いでしょう。
大事なのは、それよりも、質の高いふりかえりをきちんとしていくこと。何となく、「できるようになった気がするなぁ」ではなくて、もっと正確に、明確に、できるやできないを把握していく必要があります。そのためには、良いふりかえりができる方法を確立しておくことが大切です。
ふりかえりに関しては、実はいろんなフレームワークがあります。よく聞くものでは、KPT法とか、PDCAなどがありますよね。これらは、どれもこれも一長一短あって、ぶっちゃけ私は、どれを使おうが、自分に合うなら何でも良いと思っています。
ただ、個人的に質の高いふりかえりをする中で、欠かせないものが2つあります。「時間軸」と「数字」です。この2つを、ふりかえりの中に持ち込むことで、より明確なふりかえりができると思います。私自身、ふりかえりをする際には、必ずこのつを意識してふりかえっています。