「とりあえず残業」が裏目に。自分のキャリアをもダメにする理由

 

きちんと伝えることである。自分はこういう哲学信念考えをもっているということを伝える。あるいは、そういう行動をとって伝えるしかない。時間外に、今でなくていいことをいきなり頼まれても、笑顔で「今日は無理です~」とかわせる切り返し力が必要である(「何でそんなに見通しないんですか?脳みそ筋肉ですか?」という本音は絶対に言わずに心の中に留める)。それが無理なら、仕事の人間関係を優先して喜んで残業するのが精神衛生上最も良い。

自分が上の立場の場合は、それを理解しようとする必要がある。正義を押し付けていると犠牲が生じる。相手には相手の考え方がある

残業したくてしている人を、無理に帰そうとしない。残業したくない人を、無理に引き留めようとしない。仕事で大切なのは正常に業務が回ることである。労働時間の多寡ではない。いずれにしろ、部下の働き方に不満があるとしたら、自分の仕事の振り方に少なからず問題があると考えるのが正常である。

自分のタイプの見極め。何にもまして、大切なことである。

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