ただ、会話の途中でいきなり無言になるのも何だか気がひけるとは思います。そういう時は、それこそ無言の時間をコントロールできるような一声をかけてみると良いです。
例えば、私が接客を受けていて、すごいなぁと感じたある販売員の方は、ある程度商品を説明してくれて、会話も盛り上がっている中、「他に良い商品がないか探してきますね」と、その場を離れていきました。
そう言ってもらうことで、私は商品をじっくり検討することができるのですが、ただいなくなるわけではなくて、「探してくる」と言われているので、店内に留まることにもなるわけです。
その後、少し間が空いて戻ってきてくれたのですが、「やっぱり今オススメしていた商品が一番いいですね」と言われ、結局買ってしまいました。
後々考えると、おそらく計算だったんじゃないかと思ってはしまうのですが、それだけ計算ができる人なら、確実に仕事ができる人ですから、もう安心して任せられるとも思ったのです。
ご自身が接客を受けている時のことを、振り返ってみてください。延々とトークを続けてくる販売員の人も良いかもしれませんが、どこかで、少し検討する時間や間が欲しいと感じることはないでしょうか?そういう時、どんな間の作り方をしてもらえれば、安心して買い物ができるかです。
無言の時間は、無くさなければいけないものではなく、お客様のために作るもの。そういう感覚で接客をしてみてください。
今日の質問です。
- 無言の時間があると、お客様はどんなことを考えることができますか?
- その時間を上手に作るために、あなたの接客ではどんなことができますか?
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