他人のセールストークを丸パクリではちっとも売れない当然の理由

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ひと言で「売れる営業トーク」といっても、その内容は千差万別。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、売れる営業マンの「セールストーク」からは多くを学べる上に、そのトークを生み出すまでの「トレーニング方法」に着目することが重要だと記しています。

結果ではなく過程を参考にする

つい先日、何かの記事で、売れる営業マンのセールス方法について書かれている記事を見かけました(すみません、何の記事だったか忘れました)。そこに書かれていた内容で印象的だったのが、セールストークそのものを真似るのではなく、売っている営業マンのトレーニング方法を知ろう的な内容です。

これはとても素晴らしい視点だと思います。これこそが、最も高い効果が見込める方法だと思うからです。

販売員の世界でも、売っている人のセールストークやノウハウを知りたがる人は、たくさんいます。もちろん、私もその一人です。ただ、そういったノウハウやトークをいくら知ったところで、自分の接客にどれだけ活かせるかというと、非常に難しい部分が大きいはずです。

違う業界の人のセールストークを参考にするとしても、同じ言葉を使うことはできませんし、同じ業界で売っている人のノウハウをそのまま持ち込もうとしたって、結局、自分自身の個性と違う接客スタイルであれば、実践では役に立たないことが多いでしょう。

丸々真似をすることも大事ではありますが、だからと言って、それで売れるようになるかは、正直何とも言えませんよね。そうなってしまうのは、「結果」を参考にしてしまうからです。

売っている人のセールストークやノウハウは、その人がいろんな経験やトレーニングを積んで培ってきた結果」です。たくさんいろんなことを学んできた結果、「お客様、こちらは〇〇で~」みたいなセールストークが生まれているわけですね。

その結果を参考にして、セールストークを使おうと思っても、売っている人は、その前準備だったり、その人にしかわからないような別の要素を入れ込んでいたりするので、案外うまくいかないのです。

ですが、その「結果を生み出した過程を参考にすることができれば、話は変わります。

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