組織として活動する意味
二人以上の人たちが集まり、組織として活動していく意味も3つあり、
- 統合効果
- 補完効果
- 相乗効果
の3つが挙げられます。
「統合効果」とは、お互いに力を合わせることで効果を発揮していくことです。一人でやれることには、限界があるでしょう。そこで、複数の人たちが英知を出しあうなどして協力することによって、一人ではできないことも可能になると思います。
「補完機能」とは、お互いに補うことで効果を発揮することです。組織の中には、多様な持ち味を持った人たちが集まることが必要でしょうね。一人ひとりが、自分の持っている持ち味を発揮するとともに、不得意なところは、そこが持ち味となっている人が補い合うことで、組織としてより大きな効果を発揮することができるのではないでしょうか。
「相乗効果」とは、お互いに刺激しあうことで効果を発揮していくことです。組織の中で、お互いが切磋琢磨することで高め合い、組織としての力を向上させていこうとします。ここでの刺激しあうというのは、相手を蹴落とすような競争ではありません。真のライバルとして、お互いに刺激しあって、お互いの能力を高め合い、協力すべき時は、お互いにパートナーシップを発揮して、組織の能力を高めていきます。協力的競争ということができるかもしれません。
経済・社会環境をはじめとして、様々な環境が激変し、複雑化している中で、一人で何でも対応するには、限界があるように思います。一人ひとりが持っている持ち味を持ち寄って、パートナーシップを発揮し、組織、チームとして問題、課題などにチャレンジしていくことが必要になってくるのではないでしょうか。
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