もちろん、これは、一つの研究結果です。昔から、人間の集中力の持続時間については、15分、45分、60分、90分と色々な見解がありました。それぞれの根拠もあると思います。
どの見解を採用するかは、自分の目的に合わせて行うことになると思います。たとえば、授業だとすると、15分では効率が悪すぎるので、集中力が途切れて学習効果がなくなってしまう時間ということで、おそらく60分や最長90分が選択されるでしょう。
私の場合は、「最高の集中力が持続する状態」が欲しいので、15分で休憩、ということになります。
世の中には色々な研究成果がありますが、それらは特定の条件のもとにおいて、ある観点から研究されているものです。先の池谷教授の研究も様々な条件が付けられており、英語の単語の記憶の定着についてという観点からの実験です。このメルマガでも本来の研究目的と異なる研究成果の一面のみを紹介しています。
私たちはニュースや書籍、インターネットの情報などで、色々な研究成果を知ることがありますが、自分で取り入れる場合には、研究成果の結果だけを信じることなく、自分の目的に合わせて取り入れることが大切だと思います。
今回は、ここまでです。
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